飛行機事故と車事故、どっちが危険?確率で比較すると驚きの結果に
交通・事故

飛行機事故と車事故、どっちが危険?確率で比較すると驚きの結果に

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数字ラボ博士
#飛行機#交通事故#確率#比較

「飛行機って怖くない?」

飛行機に乗る前にこんな不安を感じたことはありませんか?

この記事では、飛行機事故と車事故の確率を 数字で徹底比較 します。

【結論】

飛行機の死亡事故確率は1フライトあたり約 1,100万分の1 。毎日乗っても 約3万年に1回 しか事故に遭わない計算です。一方、車は一生で事故に遭う確率が 約20% 。同じ距離を移動する場合、飛行機は車より 約100倍安全 。「飛行機は怖い」は統計的には 間違い です。

飛行機と車、事故確率の比較

まずは単刀直入に、それぞれの事故確率を比較してみましょう。数字で見れば一目瞭然です。

死亡事故に遭う確率

乗り物死亡事故確率備考
飛行機約1,100万分の11フライトあたり
新幹線ほぼ0開業以来死亡事故ゼロ
電車約300万分の11乗車あたり
バス約50万分の11乗車あたり
自動車約2万分の1年間運転者あたり
バイク約3,000分の1年間運転者あたり

※飛行機・電車は1搭乗/乗車あたり、自動車・バイクは年間の事故確率です。

別の角度から見る

比較基準結果
毎日乗った場合に事故に遭う年数飛行機: 約3万年に1回 / 車: 数十年に1回
同じ距離を移動した場合の死亡率飛行機は車の約100分の1
同じ時間を移動した場合の死亡率飛行機は車の約10分の1
博士
博士

同じ距離なら100倍安全…飛行機は「空飛ぶ要塞」と言っても過言ではないな。

同じ距離を移動する場合、飛行機は車より約100倍安全 です。

なぜ飛行機は安全なのか?

飛行機の安全性が極めて高いのには、明確な理由があります。

1. 徹底した安全対策

飛行機は「一度事故を起こしたら終わり」という前提で設計されています。

対策内容
二重三重のバックアップエンジン、操縦系統、電気系統すべてが複数
厳格な整備基準飛行前後の点検、定期整備の義務化
パイロットの訓練数千時間の飛行訓練、定期的な審査
管制システム常時監視、衝突防止システム

航空業界では、一つのミスが命取りになるため、ヒヤリハット(事故になりかけた事例)の共有も徹底されています。

2. 事故から学ぶ文化

航空業界は事故が起きるたびに原因を徹底調査し、世界中で情報を共有します。

1985年の日航機墜落事故以降、日本の大手航空会社では 乗客死亡事故ゼロ が続いています(2024年時点で約40年間)。

3. 規制の厳しさ

航空機は国際的な安全基準(ICAO)で厳しく規制されています。車のように「整備不良のまま走る」ことは物理的に不可能です。

なぜ人は飛行機を怖いと感じるのか?

これほど安全なのに、なぜ多くの人が飛行機に恐怖心を抱くのでしょうか。心理的な要因を探ります。

コントロールできない恐怖

車の運転は自分でコントロールできますが、飛行機は完全に他人任せ。この「コントロールの喪失感」が恐怖を生みます。

メディアの影響

飛行機事故は世界中でニュースになりますが、車の事故は毎日起きているため報道されません。

事故タイプ年間死亡者数(世界)
飛行機事故約300〜500人
自動車事故約135万人
博士
博士

飛行機事故はドラマチックに報道されるから、記憶に残りやすいんじゃ。これを「利用可能性ヒューリスティック」と言うんじゃよ。

飛行機事故の死亡者は車の 約3,000分の1 ですが、報道量は車事故より圧倒的に多いのです。

「落ちたら終わり」のイメージ

飛行機が墜落したら生存は難しい、というイメージがあります。

しかし実際には、航空事故の 生存率は約95% です。2024年の羽田空港での日航機衝突事故でも、乗客379人 全員が生還 しました。

飛行機事故の最新統計

最新のデータを見ても、航空機の安全性は年々向上していることがわかります。

2023年のデータ(IATA発表)

項目数値
事故発生率100万フライトあたり0.8件
死亡事故件数8件
死亡者数約240人
総フライト数約4,000万回

100万フライトあたり0.8件 という数字は、過去10年間で最低の事故率です。

日本国内の状況

日本の大手航空会社(JAL、ANA等)による乗客死亡事故は、 1985年の日航機墜落事故以降、約40年間ゼロ です。

項目数値
日本国内線の年間旅客数約1億人
過去10年の乗客死亡事故0件
実質的な死亡リスクほぼゼロ

車事故の統計(比較用)

一方、私たちの生活に身近な車はどうでしょうか。

2024年のデータ

項目数値
日本の交通事故死亡者2,663人
負傷者数約34万人
発生件数約29万件
1年間で事故に遭う確率約0.27%

世界の自動車事故

項目数値
年間死亡者数(世界)約135万人
年間負傷者数(世界)約5,000万人

世界では毎年 135万人 が車の事故で亡くなっています。これは飛行機事故の 数千倍 の規模です。

本当に危険な「空港までの移動」

皮肉なことに、最も危険なのは飛行機に乗る前後の移動時間かもしれません。

皮肉なことに、 空港に行くまでの車移動 が飛行機より危険です。

区間死亡リスク
自宅→空港(車で1時間)約100万分の1
フライト(2時間)約1,100万分の1
合計空港までの移動の方が約10倍危険

「飛行機が怖い」と言いながら、車で空港に向かう方が統計的にはリスクが高いのです。

飛行機と車に関するよくある質問

よくある質問

Q1. 飛行機事故の生存率は?

航空事故全体の生存率は約95%です。墜落事故に限っても約50%以上が生存しています。2024年の羽田空港衝突事故では、炎上する機体から379人全員が脱出に成功しました。

Q2. 世界で一番安全な航空会社は?

AirlineRatings.comの2024年ランキングでは、カンタス航空(オーストラリア)が1位。日本のANAは7位、JALは14位にランクインしています。いずれも非常に安全な航空会社です。

Q3. 飛行機事故で一番多い原因は?

パイロットエラー(人的ミス)が約50%で最多です。次いで機械故障(約20%)、天候(約10%)となっています。近年は自動化により人的ミスも減少傾向です。

Q4. 飛行機の座席で安全な場所は?

統計的には後方座席の生存率がやや高いというデータがありますが、事故のパターンによって異なるため、一概には言えません。それよりも、緊急脱出の手順を理解しておくことが重要です。

まとめ:飛行機と車、どっちが危険?

飛行機と車の事故確率について、覚えておくべきポイントは以下の通りです。

  • 飛行機の死亡事故確率は約1,100万分の1(毎日乗って8,200年に1回)
  • 車の死亡事故確率は約1万分の1(飛行機の約1,000倍危険)
  • 日本の大手航空会社は40年間乗客死亡事故ゼロ
  • 「飛行機が怖い」は統計的には非合理的

飛行機を怖いと感じるのは人間として自然な感情ですが、 数字で見れば飛行機は最も安全な乗り物 です。

次回飛行機に乗るときは、「今乗っているのは世界で最も安全な乗り物だ」と思い出してみてください。

参考文献・データ出典

数字ラボ博士

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日常の「なんで?」を見つけると計算せずにはいられない。難しいことも「要するにね」と噛み砕いて、数字で答えを出すよ。

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