食べ放題で元を取るには?焼肉・寿司・しゃぶしゃぶ別の損益分岐点
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食べ放題で元を取るには?焼肉・寿司・しゃぶしゃぶ別の損益分岐点

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数字ラボ博士
#食べ放題#コスパ#焼肉#寿司#しゃぶしゃぶ

「食べ放題って、本当に元が取れるの?」

焼肉やしゃぶしゃぶの食べ放題で「元を取ってやる!」と意気込んだ経験はありませんか?実は、原価ベースで元を取るのはかなり難しい というのが現実です。

この記事では、食べ放題の損益分岐点を 焼肉・寿司・しゃぶしゃぶ 別に計算します。

【結論】

食べ放題で原価ベースの元を取るには、 焼肉3,000円なら約3kgしゃぶしゃぶなら約2.3kg のお肉を食べる必要があります。一般的な成人の1食あたりの肉消費量は 200〜300g なので、10倍以上食べないと元は取れません。ただし、 単品価格ベースなら月4〜6皿で元が取れる 計算も可能です。

食べ放題で元を取るには何グラム必要?

食べ放題の原価率は約30%

飲食店の一般的な原価率は 約30% です。

項目金額割合
販売価格3,000円100%
食材原価約900円30%
人件費・家賃など約2,100円70%

つまり、3,000円の食べ放題で使われている食材は 約900円分 。普通に食べても元を取るのは難しい仕組みです。

原価ベースで元を取るには?

お肉の原価は 1gあたり1〜1.5円 が相場です。

食べ放題価格原価(30%)必要な肉量(1g=1.2円)
2,000円600円500g
3,000円900円750g
4,000円1,200円1,000g(1kg)

これは 原価を回収するだけの量 です。「得をした」と言えるには、この2〜3倍は食べる必要があります。

食べ放題別の損益分岐点【一覧表】

焼肉食べ放題の損益分岐点

価格帯原価ベースで元を取る量単品ベースで元を取る皿数
2,980円(牛角70品)約2.5kg約5皿(とんタン塩基準)
3,480円(牛角100品)約3kg約6皿
4,378円(焼肉きんぐ)約3.6kg約8皿

原価ベースでは 2.5〜3.6kg 必要ですが、単品メニューとの比較なら 5〜8皿 で元が取れます。

しゃぶしゃぶ食べ放題の損益分岐点

店舗価格元を取る量
しゃぶ葉(ランチ)1,199円約2.28kg(豚バラ)
しゃぶ葉(ディナー牛&豚)2,529円約872g(牛ロース)
しゃぶ菜2,500円前後約6皿(300g)

しゃぶ葉ランチの場合、元を取るには 日本人の2ヶ月分の豚肉消費量 を60分で食べる必要があります。

寿司食べ放題の損益分岐点

価格帯元を取る皿数(高原価ネタ)元を取る皿数(普通ネタ)
1,680円(かっぱ寿司)約19皿(中トロ基準)約34皿
2,980円約33皿(中トロ基準)約60皿

中トロ(原価約90円)を20皿食べると原価1,800円。2,980円のコースなら 原価率60% まで達成できます。

原価の高いメニューを狙え!

焼肉で原価が高いメニュー

メニュー原価目安ポイント
牛タン高い最も原価率が高い部位の一つ
豚トロ高い豚肉で唯一の高原価
ミノ高いホルモン系では原価高め
上ロース・上カルビやや高い「上」が付くと原価アップ
野菜盛り(きのこ類)意外と高い価格変動の影響を受けやすい

逆に、 カルビ・ロース・ハラミは原価が低め です。

寿司で原価が高いネタ

ネタ原価目安ポイント
中トロ・大トロ80〜90円最も原価率が高い
ウニ80〜100円脂が多く満腹感あり
イクラ70〜90円高原価だが満腹になりにくい
カニ60〜80円個数制限がなければ狙い目

一方、 蒸しエビ・ツナマヨ・玉子 は原価15〜30円と低めです。

しゃぶしゃぶで原価が高いメニュー

メニュー原価目安ポイント
牛ロース約200円/皿豚肉の倍以上の原価
国産牛高い「国産」表記は原価高め
野菜(きのこ・白菜)意外と高い季節変動で原価が上がる

元を取りやすい vs 取りにくい食べ放題

種類元の取りやすさ理由
焼肉食べ放題△ やや難しい肉の原価が低い、2〜3kg必要
寿司食べ放題○ やや取りやすい高原価ネタを選べば可能
しゃぶしゃぶ× 難しいシャリより満腹感が少ない
ビュッフェ△ やや難しい原価高いメニューが分かりにくい
スイーツ食べ放題○ やや取りやすいケーキ類は単品価格が高い

じゃあ、どうすればいい?

原価ベースで元を取るのは難しいですが、 満足度を最大化する ことは可能です。

1. 高原価メニューから攻める

最初の30分で 牛タン・豚トロ・中トロ など高原価メニューを集中的に。お腹が空いているうちに「得」を稼ぎましょう。

2. ご飯・麺・ドリンクは後回し

ライスやスープ、ドリンクは原価が低いのにお腹にたまります。 最後の10分まで手を出さない のがコツ。

3. 飲み放題は付けない

飲み物でお腹が膨れると、肝心のお肉が食べられません。 元を取りたいなら飲み放題は我慢

4. 時間配分を意識する

時間帯作戦
最初の45分高原価メニューを集中的に
残り15分ペースを落として楽しむ

5. 「満足度」で元を取る発想に切り替える

原価ベースで元を取るのは現実的ではありません。「普段食べられないメニューを試す」「家族・友人との時間を楽しむ」という 体験の価値 で考えましょう。

食べ放題に関するよくある質問

よくある質問

Q1. 食べ放題で本当に元は取れるの?

原価ベースで元を取るには、一般的な食事量の10倍以上(2〜3kg)を食べる必要があります。現実的には難しいですが、単品価格との比較なら5〜8皿程度で元が取れる計算になります。

Q2. 元を取りやすい食べ放題はどれ?

寿司食べ放題が比較的取りやすいです。中トロやウニなど高原価ネタを中心に食べれば、原価率60%程度まで達成可能です。スイーツ食べ放題も単品価格が高いため狙い目です。

Q3. なぜ食べ放題は儲かるの?

普通の成人は2〜3人前で満腹になるため、原価ベースで元を取る人はほぼいません。また、ドリンクやご飯物で満腹感を与え、高原価メニューの消費を抑える設計になっています。

まとめ:食べ放題は「体験」で元を取る

食べ放題で原価ベースの元を取るには、 常識外れの量を食べる必要 があります。

  • 焼肉3,000円: 約3kgのお肉が必要
  • しゃぶしゃぶ1,199円: 約2.28kgの豚バラが必要
  • 寿司2,980円: 中トロ33皿以上が必要
  • 一般的な食事量: 200〜300g(元を取る量の1/10以下)

「元を取る」よりも、 「普段食べられないメニューを楽しむ」「みんなでワイワイ食べる」 という体験の価値で考えた方が、食べ放題を満喫できます。

それでも元を取りたい人は、 牛タン・豚トロ・中トロ から攻めましょう。

参考文献・データ出典

数字ラボ博士

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