腰痛持ちになる確率は8割!ぎっくり腰のリスクと予防法をデータで解説
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「急に腰が痛くなって動けない…」「またぎっくり腰になるかも」
重い荷物を持ち上げた瞬間や、朝起きたときに、こんな経験をしたことはありませんか?
この記事では、ぎっくり腰(急性腰痛)になる確率を具体的な数字で解説します。
【結論】
日本人の 約8割 が生涯で腰痛を経験。腰痛は国民病であり、厚労省調査でも 自覚症状トップ です。40代の発症リスクは20代の 約3倍。再発率は 約60% と高く、一度なると繰り返しやすい特徴があります。ただし、予防ストレッチで リスクを半減 できるというデータも。
目次
腰痛になる確率は8割!ぎっくり腰は約20%【データで解説】
日本人の8割が腰痛を経験
日本人の 約8割 が生涯で一度は腰痛を経験するというデータがあります。
厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によると、腰痛の有訴者率(人口千人あたり)は 102.1 で、男女ともに 自覚症状の第1位 です。
これは1998年の92.5と比べて増加しており、腰痛は年々増えている傾向にあります。
年齢別の腰痛リスク
腰痛は年齢とともに増加します。
| 年代 | 有訴者率(千人対) | 備考 |
|---|---|---|
| 10代 | 約11.3 | 比較的低い |
| 20代 | 約23.5 | 基準値 |
| 30代 | 約50〜60 | 急増開始 |
| 40代 | 約75 | 20代の約3倍 |
| 50代 | 約90 | さらに増加 |
| 70代以上 | 約700(7割) | 最も高い |
年代別の腰痛有訴者率(国民生活基礎調査より)
40〜49歳のぎっくり腰リスクは、20〜29歳と比較して約3.2倍 というデータもあります。30代以降は特に注意が必要です。
再発率は60%
ぎっくり腰の厄介な点は 再発率の高さ です。
一度ぎっくり腰になった人のうち、 約60% が1年以内に再発するというデータがあります。さらに、30〜40代の腰痛持ちの平均腰痛歴は 9.9年 と、慢性化しやすい特徴があります。
ぎっくり腰になりやすい人の5つの特徴
リスクを高める要因
ぎっくり腰のリスクを高める要因を見てみましょう。
| 要因 | リスクが高い | リスクが低い |
|---|---|---|
| 運動習慣 | 運動不足 | 週2〜3回運動 |
| 体型 | 肥満・やせすぎ | 適正体重 |
| 仕事内容 | 座りっぱなし・重労働 | 適度に動く仕事 |
| 姿勢 | 猫背・反り腰 | 正しい姿勢 |
| 柔軟性 | 体が硬い | 柔軟性がある |
ぎっくり腰のリスク要因
デスクワーカーは要注意
長時間の座り仕事は腰への負担が大きく、ぎっくり腰のリスクを高めます。
座っているときの腰への負担は、立っているときの 約1.4倍。さらに前かがみで作業すると 約1.8倍 に増加します。
1時間に1回は立ち上がってストレッチすることで、リスクを軽減できます。
女性は男性より腰痛が多い
厚労省調査では、 女性の方が男性よりも腰痛の有病率が高い ことが示されています。
理由として考えられるのは以下の点です。
- ホルモンバランスの変化
- 筋力の違い
- 家事・育児での身体的負担
- 出産による骨盤への影響
ぎっくり腰と他の健康リスクを比較【一覧表】
腰痛(ぎっくり腰含む)のリスクを、他の健康問題と比較してみましょう。
| 健康問題 | 生涯発生率 | 備考 |
|---|---|---|
| 腰痛 | 約80% | 自覚症状トップ |
| 肩こり | 約50% | 自覚症状2位 |
| がん(全種類) | 約50% | 生涯リスク |
| 骨折 | 約30% | 高齢者で増加 |
| ぎっくり腰(急性) | 約20% | 腰痛の一種 |
| 椎間板ヘルニア | 約5% | 手術が必要なケースも |
主な健康問題の発生率比較
腰痛全体では 日本人の8割 が経験し、そのうち急性の「ぎっくり腰」は 約20% が経験するとされています。
ぎっくり腰の治療費はいくら?コスパで考える
治療場所別の費用目安
ぎっくり腰の治療費は、どこで治療を受けるかによって大きく変わります。
| 治療場所 | 保険適用 | 1回あたり費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 整形外科 | ○ | 1,000〜3,000円 | 診断・投薬可能 |
| 整骨院(急性) | ○ | 500〜2,000円 | 急性のみ保険適用 |
| 整骨院(慢性) | × | 5,000〜7,000円 | 自費負担 |
| 整体院 | × | 5,000〜10,000円 | 全額自費 |
| 鍼灸院 | △ | 3,000〜6,000円 | 医師の同意書必要 |
ぎっくり腰の治療費比較(保険適用・3割負担)
保険が使えるケース・使えないケース
ぎっくり腰で保険が適用されるかどうかは、 急性か慢性か が重要なポイントです。
保険適用されるケース
- 受傷から3ヶ月以内の急性症状
- 原因が明確(重い物を持った等)
保険適用されないケース
- 慢性化した腰痛
- 原因不明の痛み
- 3ヶ月以上の継続通院
経済損失は年間3兆円
腰痛による経済的影響は深刻です。
慢性腰痛を持つ労働者は、健康な労働者と比較して業務遂行能力が 約30〜40%低下 するというデータがあります。
この「プレゼンティーイズム」(出勤しているが生産性が落ちている状態)による損失は、日本全体で 年間約3兆円 と推定されています。
ぎっくり腰のリスクを半減させる5つの予防法
1. 毎日5分のストレッチ
ぎっくり腰予防に最も効果的なのは、 毎日のストレッチ です。
特に効果的なストレッチを紹介します。
キャットキャメル(猫とラクダ)
- 四つん這いになる
- 息を吐きながら背中を丸める(猫)
- 息を吸いながら背中を反らす(ラクダ)
- 10回繰り返す
太もも裏ストレッチ
- 仰向けに寝る
- 片足を上げ、タオルをかける
- ゆっくり引っ張って20秒キープ
- 左右交互に行う
ぎっくり腰になる人は 太ももの筋肉が硬い という共通点があります。
2. 1時間に1回立ち上がる
デスクワーカーは 1時間に1回 は立ち上がりましょう。
座りっぱなしは腰への負担が大きく、筋肉が硬直してぎっくり腰のリスクが高まります。
立ち上がって軽く歩くだけでも効果があります。スマホのタイマーを活用しましょう。
3. 正しい持ち上げ方を覚える
重い物を持ち上げるときは、 膝を曲げて腰を落とす のが基本です。
NG: 腰を曲げて持ち上げる OK: 膝を曲げて、体に近づけて持ち上げる
この持ち上げ方を意識するだけで、ぎっくり腰のリスクを大幅に減らせます。
4. 適正体重を維持する
肥満は腰への負担を増やし、ぎっくり腰のリスクを高めます。
体重が 5kg増えると、腰への負担は約15〜20kg増加 するとも言われています。適正体重の維持は腰痛予防の基本です。
5. 水中ウォーキング
水中ウォーキングは 腰への負担を減らしながら運動できる ため、ぎっくり腰予防に最適です。
水の浮力で体重が軽くなり、腰に負担をかけずに筋力トレーニングができます。プールが近くにある方はぜひ取り入れてみてください。
ぎっくり腰に関するよくある質問
よくある質問
Q1. ぎっくり腰になったらどうすればいい?
発症直後は無理に動かず、楽な姿勢で安静にしましょう。痛みが強い場合は冷やすのが効果的です。2〜3日経っても改善しない場合は整形外科を受診してください。「ぎっくり腰だと思ったら骨折だった」というケースもあります。
Q2. ぎっくり腰は安静がいい?動いた方がいい?
発症直後(1〜2日)は安静が基本ですが、その後は無理のない範囲で動いた方が回復が早いとされています。長期間の安静は筋力低下を招き、再発リスクを高めます。
Q3. ぎっくり腰を繰り返さないためには?
毎日のストレッチ、適度な運動、正しい姿勢の維持が重要です。特にデスクワーカーは1時間に1回立ち上がることを習慣化しましょう。体幹を鍛えるトレーニングも効果的です。
まとめ:ぎっくり腰は予防できる
ぎっくり腰を含む腰痛は、日本人の 約8割 が経験する「国民病」です。
- 腰痛は自覚症状トップ、有訴者率は年々増加
- 40代のリスクは20代の約3倍、年齢とともに増加
- 再発率は約60%、一度なると繰り返しやすい
- 保険適用の治療費は1回500〜3,000円程度
- 毎日5分のストレッチ でリスクを大幅に減らせる
ぎっくり腰は「突然来る」イメージがありますが、実際は日々の負担の蓄積が原因です。毎日のストレッチと正しい姿勢を意識することで、予防は可能です。