虫歯になる確率は90%超!20歳以上のほぼ全員が経験するリスクと予防法
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「歯医者に行くたびに虫歯が見つかる…」「自分だけ虫歯になりやすい気がする」
定期検診のたびにこんな不安を感じたことはありませんか?
この記事では、虫歯になる確率を具体的な数字で解説します。
【結論】
日本人の虫歯経験率は 20歳以上で9割超。つまり、成人のほぼ全員が虫歯を経験しています。ただし未処置の虫歯がある人は 約3割。フッ素入り歯磨き粉で 30〜40% 予防できるというデータもあり、正しいケアで確率は下げられます。
目次
虫歯になる確率は9割超【データで解説】
20歳以上の9割が虫歯経験あり
厚生労働省の「令和4年歯科疾患実態調査」によると、 20歳以上の日本人の9割以上 が虫歯の罹患経験を持っています。
具体的な数字で見ると以下のとおりです。
| 年齢層 | 虫歯経験率 | 未処置率 |
|---|---|---|
| 5〜14歳 | 約30〜40% | 減少傾向 |
| 15〜24歳 | 約70% | 約20% |
| 25〜44歳 | 約90% | 約25% |
| 45〜64歳 | 約95% | 約30% |
| 65歳以上 | 約98% | 約35% |
年齢別の虫歯経験率(厚労省データをもとに作成)
年齢が上がるほど虫歯経験率は高くなり、 45歳以上では95%超 が虫歯を経験しています。
未処置の虫歯がある人は3割
虫歯を経験した人のうち、 約3割は未処置の虫歯を放置 しています。
つまり、日本人の約4人に1人は「今まさに治療が必要な虫歯がある」状態です。
若年層の虫歯は減少傾向
一方で、未成年者の虫歯人口は大きく減少しています。
| 年代 | 12歳児の虫歯本数(平均) |
|---|---|
| 1990年代 | 約4.0本 |
| 2022年 | 約0.6本 |
12歳児の平均虫歯本数の推移
この減少は、学校でのフッ素洗口の普及や、フッ素入り歯磨き粉の一般化が大きな要因と考えられています。
虫歯になる確率が変わる?なりやすい人の5つの特徴
虫歯リスクを左右する5つの要因
虫歯のなりやすさには個人差があります。主な要因は以下の5つです。
| 要因 | リスクが高い | リスクが低い |
|---|---|---|
| 唾液の量 | 少ない(ドライマウス) | 多い |
| 唾液の質 | 酸性に偏りやすい | 中和力が高い |
| 食習慣 | 間食が多い、糖分過多 | 規則正しい食事 |
| 歯磨き習慣 | 1日1回以下 | 1日2回以上+フロス |
| 歯の形状 | 溝が深い、歯並び悪い | 溝が浅い、歯並び良い |
虫歯リスクを左右する要因
唾液の量と質 は遺伝的要因も大きく、「自分は虫歯になりやすい」と感じる人は、この点が影響している可能性があります。
虫歯菌は3歳までに感染する
虫歯の原因菌(ミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんの口には存在しません。
1歳半〜3歳頃 に親や周囲の人からの唾液を介して感染し、一度定着すると一生口内に住み続けます。
この時期に感染を防げると、虫歯リスクは大幅に下がるというデータがあります。
虫歯と他の健康リスクを比較【一覧表】
虫歯になる確率は、他の健康問題と比べてどのくらいなのでしょうか。
| 健康問題 | 生涯発生率 | 備考 |
|---|---|---|
| 虫歯(う蝕) | 約95% | 成人ほぼ全員 |
| 歯周病 | 約50% | 成人の約半数 |
| がん(全種類) | 約50% | 生涯リスク |
| 高血圧 | 約50% | 60歳以上で急増 |
| 糖尿病 | 約10〜15% | 予備軍含む |
| 花粉症 | 約40% | 年々増加傾向 |
主な健康問題の発生率比較
虫歯は 「最も確率が高い病気」 といっても過言ではありません。ほぼ全員がなるという前提で、予防と早期発見が重要です。
虫歯の治療費はいくら?コスパで考える
進行度別の治療費目安(保険適用・3割負担)
虫歯は早期発見・早期治療が最もコスパが良いといえます。
| 進行度 | 治療内容 | 治療費目安 | 通院回数 |
|---|---|---|---|
| C0〜C1 | フッ素塗布・経過観察 | 1,000〜2,000円 | 1〜2回 |
| C1〜C2 | 詰め物(レジン・銀歯) | 2,000〜6,000円 | 1〜2回 |
| C2〜C3 | 大きな詰め物・被せ物 | 5,000〜10,000円 | 2〜3回 |
| C3 | 根管治療+被せ物 | 7,000〜20,000円 | 5〜10回 |
| C4 | 抜歯 | 2,000〜7,000円 | 1〜2回 |
虫歯の進行度別治療費(保険適用・3割負担)
抜歯後の補綴治療は高額
抜歯した歯を補う治療は、保険適用でも高額になります。
| 治療法 | 保険適用 | 自費診療 |
|---|---|---|
| 部分入れ歯 | 5,000〜15,000円 | 10万〜50万円 |
| ブリッジ | 15,000〜30,000円 | 5万〜15万円/本 |
| インプラント | 適用外 | 30万〜50万円/本 |
抜歯後の補綴治療費比較
初期虫歯(2,000円)を放置 → 抜歯 → インプラント(40万円) という流れになると、治療費は 200倍 に跳ね上がります。
予防のコスパは最強
年2回の定期検診(約3,000円×2 = 6,000円/年)を続ければ、虫歯を早期発見でき、治療費を最小限に抑えられます。
1年間の予防コスト6,000円 で、将来の数十万円の治療を防げると考えれば、予防は最もコスパの良い投資です。
虫歯になる確率を30%下げる!5つの予防法
1. フッ素入り歯磨き粉を使う
フッ素入り歯磨き粉の虫歯予防効果は 30〜40% と報告されています。
| フッ素濃度 | 推奨対象 |
|---|---|
| 500ppm | 6歳未満の子ども |
| 1,000ppm以上 | 6歳以上〜成人 |
| 1,450ppm | 虫歯リスクが高い成人 |
年齢別の推奨フッ素濃度
日本で販売されている歯磨き粉の 90% にフッ素が配合されていますが、濃度をチェックして選ぶことが重要です。
2. 歯間清掃を毎日する
歯ブラシだけでは歯の表面の 約60% しか磨けません。残りの40%は歯と歯の間です。
- デンタルフロス: 歯間が狭い人向け
- 歯間ブラシ: 歯間が広い人向け
毎日の歯間清掃で、虫歯リスクを大幅に減らせます。
3. 間食の回数を減らす
虫歯菌は糖分をエサに酸を出し、歯を溶かします。
1日に何回糖分を摂るか が虫歯リスクに直結します。3回の食事以外の間食は、できるだけ控えましょう。
特に ダラダラ食い は最悪です。常に口の中が酸性になり、虫歯が進行しやすくなります。
4. 年2回の定期検診を受ける
厚労省の調査では、過去1年に歯科検診を受けた人は 58.8% にとどまっています。
定期検診では以下のメリットがあります。
- 初期虫歯の早期発見(痛くなる前に治療)
- 歯石除去(歯周病予防)
- 正しい歯磨き指導
年2回の検診 を習慣化することで、虫歯リスクを大幅に下げられます。
5. 唾液を増やす習慣をつける
唾液には虫歯を防ぐ力があります。唾液を増やすには以下が効果的です。
- よく噛んで食べる: 噛む回数を増やす
- 水分をこまめに摂る: 脱水を防ぐ
- キシリトールガムを噛む: 唾液分泌を促進
特に キシリトール は虫歯菌のエサにならないため、口内環境の改善に役立ちます。
虫歯に関するよくある質問
よくある質問
Q1. 虫歯は遺伝する?
虫歯そのものは遺伝しませんが、歯の質・唾液の性質・歯並びなど「虫歯になりやすい体質」は遺伝的要因があります。ただし、適切なケアで予防は可能です。
Q2. 甘いものを食べなければ虫歯にならない?
甘いもの以外にも、炭水化物(ご飯・パン・麺類)は口内で糖に分解され、虫歯菌のエサになります。甘いものを控えるだけでは不十分で、食後の歯磨きが重要です。
Q3. 虫歯は自然に治る?
ごく初期の虫歯(C0:エナメル質表面の脱灰)は、フッ素とケアで再石灰化して治ることがあります。しかし、穴が開いた虫歯(C1以上)は自然治癒しません。早めの治療が必要です。
まとめ:虫歯は確率95%、でも予防可能
虫歯になる確率は 成人で9割超。ほぼ全員がなるリスクを抱えています。
- 20歳以上の9割 が虫歯経験あり、 3割 が未処置
- フッ素入り歯磨き粉で 30〜40% 予防可能
- 初期治療は2,000円、放置すると 40万円 になることも
- 年2回の検診(6,000円/年)が最もコスパの良い投資
- 若年層の虫歯は減少傾向(正しいケアの効果)
虫歯は確率が高い病気ですが、正しい予防法を知っていれば確率は下げられます。「なる前提で予防する」という意識が大切です。