リストラされる確率は年間0.4%!対象になりやすい人の特徴と対策
キャリア・仕事

リストラされる確率は年間0.4%!対象になりやすい人の特徴と対策

当サイトのリンクには広告がふくまれています。

数字ラボ編集部
#リストラ#人員削減#早期退職#会社員#キャリア

「自分がリストラされることなんてあるのかな…」

ニュースで大企業の人員削減を見るたびに、ふと不安がよぎることはないだろうか。

この記事では、会社員がリストラされる確率を統計データから計算し、対象になりやすい人の特徴と対策を数字で解説する。

【結論】リストラ確率と対象者の特徴まとめ

まず、結論から数字で見てみよう。

項目数値補足
会社都合離職の確率年間約0.4%全雇用者ベース
上場企業の実施率約3%2024年データ
対象になりやすい年齢45歳以上特に50代
2025年の募集人数1.1万人超過去最多ペース

結論として、会社都合で職を失う確率は年間約0.4%。10年働けば約4%、30年なら約11%の確率でリストラに遭遇する計算になる。

リストラされる確率は?統計データで計算

リストラされる確率を、厚生労働省と東京商工リサーチのデータから計算してみた。

「会社都合離職」の確率

指標数値出典
雇用者数(役員除く)約5,700万人労働力調査2024
会社都合離職者数約22万人/年労働力調査2024
年間リストラ確率約0.39%計算値

2024年の労働力調査によると、「勤め先や事業の都合による離職」は年間約22万人。雇用者数約5,700万人で割ると、年間約0.4%の確率でリストラに遭う計算だ。

勤続年数別の累積確率

勤続年数累積リストラ確率何人に1人
5年約2%50人に1人
10年約4%25人に1人
20年約8%13人に1人
30年約11%9人に1人
博士
博士

30年働くと約9人に1人がリストラを経験する計算。決して他人事じゃないんだよね。

※上記は単純計算の累積確率。実際には年齢が上がるにつれてリスクが高まるため、45歳以上での確率はより高くなる。

2024〜2025年は過去最多ペース

企業数募集人数特徴
2023年41社3,161人
2024年57社10,009人3年ぶり1万人超
2025年41社11,045人過去最多ペース

2025年は11月時点で既に2024年通年を上回り、高水準で推移している。

「会社都合離職(約22万人)」は倒産・解雇など広い範囲を含む。上表の「早期退職募集」は上場企業のみのデータで、その一部にあたる。

2024年のリストラ実施企業の約6割が「黒字」だった。業績好調でも構造改革として人員削減を行う「黒字リストラ」が増加している。

リストラされやすい人の特徴5つ

どんな人がリストラの対象になりやすいのか。データと実態から分析した。

特徴1: 年齢が45歳以上

年齢層リストラリスク
20〜30代低い(ただしジョブ型雇用では例外あり)
40代前半中程度(部門次第)
45〜54歳高い(最も対象になりやすい)
55歳以上非常に高い(定年前の調整対象)

早期退職募集の対象年齢は「45歳以上」「50歳以上」が多い。最近は「35歳以上」「勤続15年以上」を対象とするケースも増えている。

特徴2: 給与に見合った成果が出ていない

「給料に対して提供できる価値が劣る人」はリストラ対象になりやすい。特に年功序列で給与が上がった中高年は、コストパフォーマンスを問われやすい。

特徴3: 間接部門・管理職

部門タイプリストラリスク
営業・現場比較的低い(売上直結)
技術・開発プロジェクト次第
間接部門(総務・経理等)高い(効率化対象)
管理職高い(ポスト削減対象)

特徴4: スキルが時代遅れ

「変化を嫌う」「昔ながらのやり方に固執する」というイメージを持たれると、リストラ対象になりやすい。デジタル化への対応遅れも大きなリスク要因。

特徴5: 協調性に問題がある

博士
博士

実は「辞めてほしい社員」をリストアップしてから、その人たちが当てはまる条件を設定することもあるんだ。協調性のない人は上位にリストアップされやすい。

業界別・リストラリスクランキング

2024〜2025年のデータから、リストラが多い業界をランキング化した。

順位業界企業数主な企業
1位電気機器17社(4割)パナソニック、JDI
2位製造業(その他)10社コニカミノルタ
3位自動車関連5社日産自動車
4位小売・サービス4社資生堂

特に電気機器業界は構造改革が活発で、2025年は全体の4割を占めている。

博士
博士

電気機器業界は変化が激しいから、常にスキルのアップデートが必要なんだね。

リストラされたらどうなる?金銭的影響

リストラされた場合の金銭的な影響を試算してみた。

ケーススタディ:50歳・年収600万円の場合

リストラされた場合のシナリオ:
シナリオ65歳までの収入通常勤務との差
通常勤務継続9,000万円
同等年収で再就職9,000万円±0円
年収20%ダウン7,200万円-1,800万円
年収40%ダウン5,400万円-3,600万円
1年間無職8,100万円-900万円

注意: 50代での転職は年収が下がるケースが多い。エン・ジャパンの調査では、50代転職者の約4割が年収ダウンを経験している。

失業保険でカバーできる期間

会社都合退職の場合、失業保険の給付期間は以下の通り。

年齢勤続年数給付日数
45歳未満10年以上180日
45歳以上60歳未満10年以上240日
45歳以上60歳未満20年以上330日

リストラを回避するための5つの対策

リストラされないために、今からできる対策を紹介する。

対策1: 市場価値を把握する

転職サイトに登録し、自分の市場価値を定期的にチェック。スカウトが来るかどうかで、社外での評価がわかる。

対策2: スキルをアップデートする

特にデジタルスキルは必須。以下のような資格取得も有効:

  • ITパスポート / 基本情報技術者
  • データ分析(統計検定、Python)
  • 英語(TOEIC 600点以上)

対策3: 社内で「必要な人」になる

行動効果
専門性を深める頼られる存在になる
部門横断プロジェクトに参加複数部門から必要とされる
後輩の育成担当になる組織への貢献度が可視化

対策4: 副業・複業で収入源を分散

万が一に備え、本業以外の収入源を作っておく。副業禁止の会社でも、投資や資格取得は可能。

対策5: 人間関係を良好に保つ

協調性のなさはリストラリストの上位要因。感情的な対立を避け、普段から良好な人間関係を築いておく。

リストラに関するよくある質問

Q. リストラと解雇の違いは?

リストラ(整理解雇) は会社の経営上の理由による人員削減。普通解雇は従業員側の問題(能力不足、規律違反等)による解雇。リストラには「整理解雇の4要件」を満たす必要がある。

Q. リストラを拒否できる?

希望退職募集は拒否できる。ただし、拒否した場合に配置転換や出向を命じられるケースもある。整理解雇は会社が一方的に行えるが、4要件を満たさない場合は無効になる可能性がある。

Q. リストラされたら失業保険はすぐもらえる?

会社都合退職(リストラ)の場合、7日間の待機期間のみで給付開始。自己都合退職の2〜3ヶ月の給付制限はない。

Q. リストラの予兆はある?

以下のような兆候がある場合は注意:

  • 役職定年の導入
  • 早期退職制度の新設
  • 部門の統廃合
  • 業績不振のニュース
  • 「希望」を聞かれる面談の設定

まとめ:リストラ確率と対策のポイント

項目結論
年間リストラ確率約0.4%(30年で約11%)
対象になりやすい人45歳以上・間接部門・給与対比の成果が低い
2025年の状況過去最多ペースで増加中
最重要対策市場価値の把握とスキルアップ

リストラされる確率は決して高くないが、30年のキャリアで見れば約9人に1人が経験する計算だ。

大切なのは「自分は大丈夫」と思わず、常に市場価値を意識しておくこと。万が一の時にも慌てないよう、転職サイトへの登録とスキルの棚卸しは今すぐ始めよう。


参考文献・データ出典

数字ラボ博士

数字ラボ編集部

日常の「なんで?」を見つけると計算せずにはいられない。難しいことも「要するにね」と噛み砕いて、数字で答えを出すよ。

𝕏 をチェック