日常・雑学

虹を見る確率は年間23%!二重虹(ダブルレインボー)は100回に1回の奇跡

数字ラボ編集部
#虹#確率#二重虹#ダブルレインボー#気象

「今日は虹が見られるかな?」「二重虹って本当にレア?」

雨上がりの空を見上げて、こんな期待を持ったことはありませんか?

この記事では、虹を見る確率を気象データで解説します。

【結論】

日本気象学会の10年間統計によると、虹などの大気光学現象が見られる日は年間約86日(23%)。つまり4日に1日は虹のチャンスがあります。ただし二重虹(ダブルレインボー)は通常の虹の10分の1の確率、つまり1%程度しか発生しない珍しい現象です。

虹を見る確率は年間23%【統計データで解説】

4日に1日は虹のチャンスがある

日本気象学会の研究(2006年〜2016年の10年間統計)によると、虹を含む大気光学現象が見られた日数は年間86日でした。

年間の約23.5%、つまり4.2日に1日は虹を見られるチャンスがある計算です。

意外と多いと思いませんか?

虹が多い月・少ない月

虹の出現には季節差があります。

時期虹の出現理由
11〜12月多い時雨(しぐれ)が多い
7〜9月多い夕立が発生しやすい
6月少ない梅雨で日照時間が少ない
2月少ない乾燥して雨が少ない

虹の月別出現傾向

意外なことに、11〜12月が最も虹が多い時期です。これは西高東低の気圧配置による「時雨(しぐれ)」が原因。短時間の雨と晴れ間が交互に来るため、虹が発生しやすくなります。

虹が見える条件【科学的に解説】

虹発生の3つの条件

虹が見えるためには、以下の3つの条件がすべて揃う必要があります。

  1. 空気中に水滴があること(雨粒、霧など)
  2. 太陽の光があること(日差しが必要)
  3. 太陽高度が42度以下(朝夕が見やすい)

太陽の光は透明に見えますが、実は7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)が混ざっています。水滴に光が当たって屈折すると、波長ごとに分かれてカラフルな虹になります。

虹が大きく見える時間帯

地上で虹が見えるのは、太陽高度が42度以下の場合に限られます。

太陽高度虹の見え方時間帯の目安
0度(日の出・日の入り)大きく高い半円早朝・夕方
20〜30度中程度の弧午前8時頃・午後4時頃
42度以上見えない真昼(10時〜14時)

太陽高度と虹の見え方

夕立後の夕方が最も虹を見やすい時間帯です。太陽が低く、雨上がりで水滴が多いという条件がそろいやすいためです。

二重虹(ダブルレインボー)は100回に1回

二重虹の発生確率は1%

二重虹(ダブルレインボー)とは、内側の濃い虹(主虹)と外側の薄い虹(副虹)が同時に見える現象です。

通常の虹を見る確率が約10%だとすると、二重虹はその10分の1。つまり約1%の確率でしか発生しません。

100回雨上がりの空を見上げても、1回くらいしか見られない計算です。

なぜ二重虹は珍しいのか

二重虹が発生するには、特別な条件が必要です。

虹の種類光の反射回数見える角度
主虹1回太陽から40〜42度
副虹2回太陽から51〜53度

主虹と副虹の違い

副虹は光が水滴の中で2回反射するため、光が弱まって薄く見えます。また、2回反射のため色の並びが主虹と逆になるという特徴があります。

二重虹を見るためのコツ

  • 激しい雨の直後を狙う(水滴が多い)
  • 湿度が高い日を選ぶ
  • 太陽の反対側の空を見る
  • 開けた場所で観察する(建物に隠れない)

虹を見る確率を上げる5つの方法

1. 天気予報で「にわか雨」を狙う

虹を見るには、雨と晴れ間が交互に来る天気がベストです。

天気予報で「午後から一時雨」「にわか雨の可能性」と出ている日は、虹を見られるチャンス。特に夏の夕立後は確率が高くなります。

2. 雨雲レーダーをチェック

雨雲レーダーで雨雲が通過したタイミングを確認しましょう。

雨雲が抜けた直後、太陽とは反対側の空を見上げると、虹が現れている可能性が高いです。日本気象株式会社の「虹ナウキャスト」を使えば、虹の出現予測もチェックできます。

3. 朝夕の時間帯を狙う

太陽高度が低い朝夕は虹が見やすくなります。

  • おすすめ時間: 早朝6〜8時、夕方16〜18時
  • 避けるべき時間: 真昼(10〜14時)

真昼は太陽が高すぎて、地上からは虹が見えにくくなります。

4. 東西に開けた場所へ

虹は太陽の反対側の空に現れます。

  • : 西の空を見る
  • 夕方: 東の空を見る

建物や山に遮られない、東西に開けた場所で観察しましょう。

5. 滝や噴水の近くも狙い目

自然の雨以外でも、虹は発生します。

  • 滝のしぶき
  • 噴水の水滴
  • ホースで撒いた水

晴れた日でも、太陽を背にして水しぶきを見ると虹が発生することがあります。

虹に関するよくある質問

よくある質問

Q1. 虹は雨が降っていないと見られない?

雨が降っていなくても見られます。霧、滝のしぶき、噴水、ホースの水など、空気中に水滴があれば虹は発生します。太陽を背にして水しぶきを見ると、人工的に虹を作ることもできます。

Q2. 虹の色は本当に7色?

虹は実際には無限の色のグラデーションです。「7色」は日本やアメリカでの伝統的な分け方。ドイツやフランスでは5色、イギリスでは6色と数える国もあります。科学的には連続したスペクトルなので、何色に分けるかは文化的な違いです。

Q3. 虹の根元に行くことはできる?

できません。虹は観察者の位置によって見える角度が決まるため、近づこうとすると虹も同じだけ遠ざかります。虹は空間上の「点」ではなく、観察者から見た「角度」の現象だからです。宝物は埋まっていません。

まとめ:虹を見る確率と条件

虹を見る確率は意外と高く、条件を知っていれば見つけやすくなります。

  • 虹が見られる日は年間約86日(23%)
  • 11〜12月7〜9月が出やすい
  • 夕立後の夕方が最も見やすい
  • 二重虹の確率は約1%(100回に1回)
  • 太陽の反対側の空を見る

次に雨上がりの空を見上げるときは、ぜひ虹を探してみてください。4回に1回は見つかるかもしれません。

参考文献・データ出典

数字ラボ編集部

確率と期待値で、日常の「どっちがいい?」に答えを出します。