日照時間ランキング47都道府県|1位山梨と最下位秋田で年698時間差
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日照時間ランキング47都道府県|1位山梨と最下位秋田で年698時間差

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数字ラボ博士
#気象#天気#都道府県#ランキング#太陽光発電

「引っ越し先の候補、なんとなく冬が暗そうなんだよな」

天気の話は感覚で語られがちですが、日照時間は気象庁が全国で測っている ただの数字 です。並べれば、太陽が地面を照らしている時間がどれだけ違うかは一目で分かります。

この記事では、気象庁の平年値(1991〜2020年)をもとに、47都道府県の年間日照時間を1位から47位まで並べます。

【結論】

1位は 山梨県の2,225.8時間 、最下位は 秋田県の1,527.4時間 。その差は 年間698.4時間 、1日あたりにすると約1.9時間です。差が最も開くのは1月で、甲府209.1時間に対して秋田39.0時間の 5.4倍差 。太陽光発電5kWを載せた場合、この地域差だけで年間 約3.7万円 ぶんの発電量差が出る計算です。

日照時間ランキング【全47都道府県】

気象庁の平年値(1991〜2020年の30年平均)による、各都道府県を代表する観測地点の年間日照時間です。47地点の単純平均は 1,915.9時間 、1日あたり約5.25時間になります。

なお日照時間は「直射日光が一定の強さ以上で地面を照らした時間」の合計で、雲量や明るさそのものを測った値ではありません。

日照時間が長い都道府県トップ10

順位 都道府県 年間日照時間 1日あたり
1 山梨県 2,225.8時間 6.10時間
2 高知県 2,159.7時間 5.92時間
3 群馬県 2,153.7時間 5.90時間
4 静岡県 2,151.5時間 5.89時間
5 愛知県 2,141.0時間 5.87時間
6 宮崎県 2,121.7時間 5.81時間
7 岐阜県 2,108.6時間 5.78時間
7 三重県 2,108.6時間 5.78時間
9 徳島県 2,106.8時間 5.77時間
10 埼玉県 2,106.6時間 5.77時間

上位は 内陸の盆地と太平洋側 で占められます。山梨・群馬・岐阜は山に囲まれた内陸、静岡・愛知・宮崎・高知・徳島は太平洋に面した地域です。

日照時間が短い都道府県ワースト10

順位 都道府県 年間日照時間 1日あたり
47 秋田県 1,527.4時間 4.18時間
46 青森県 1,589.2時間 4.35時間
45 山形県 1,617.9時間 4.43時間
44 新潟県 1,639.6時間 4.49時間
43 富山県 1,647.2時間 4.51時間
42 福井県 1,653.7時間 4.53時間
41 鳥取県 1,669.9時間 4.57時間
40 岩手県 1,686.3時間 4.62時間
39 島根県 1,705.2時間 4.67時間
38 石川県 1,714.1時間 4.70時間

下位10県のうち 9県が日本海側 です。例外は40位の岩手県ですが、盛岡は奥羽山脈の鞍部を抜けてくる雪雲の影響を受けます。

意外なのは 沖縄県が36位(1,727.1時間) と下から数えたほうが早いこと。南国イコール晴天ではありません。

全47都道府県の日照時間一覧

順位 都道府県 年間日照時間 47地点平均との差(時間)
1 山梨県 2,225.8時間 +309.9
2 高知県 2,159.7時間 +243.8
3 群馬県 2,153.7時間 +237.8
4 静岡県 2,151.5時間 +235.6
5 愛知県 2,141.0時間 +225.1
6 宮崎県 2,121.7時間 +205.8
7 岐阜県 2,108.6時間 +192.7
7 三重県 2,108.6時間 +192.7
9 徳島県 2,106.8時間 +190.9
10 埼玉県 2,106.6時間 +190.7
11 和歌山県 2,100.1時間 +184.2
12 兵庫県 2,083.7時間 +167.8
13 大阪府 2,048.6時間 +132.7
14 香川県 2,046.5時間 +130.6
15 岡山県 2,033.7時間 +117.8
16 広島県 2,033.1時間 +117.2
17 神奈川県 2,018.3時間 +102.4
18 愛媛県 2,014.5時間 +98.6
19 茨城県 2,000.8時間 +84.9
20 熊本県 1,996.1時間 +80.2
21 大分県 1,992.4時間 +76.5
22 佐賀県 1,970.5時間 +54.6
23 長野県 1,969.9時間 +54.0
24 栃木県 1,961.1時間 +45.2
25 千葉県 1,945.5時間 +29.6
26 鹿児島県 1,942.1時間 +26.2
27 東京都 1,926.7時間 +10.8
28 福岡県 1,889.4時間 −26.5
29 滋賀県 1,863.3時間 −52.6
30 長崎県 1,863.1時間 −52.8
31 山口県 1,862.0時間 −53.9
32 宮城県 1,836.9時間 −79.0
33 奈良県 1,821.1時間 −94.8
34 京都府 1,794.1時間 −121.8
35 福島県 1,753.8時間 −162.1
36 沖縄県 1,727.1時間 −188.8
37 北海道 1,718.0時間 −197.9
38 石川県 1,714.1時間 −201.8
39 島根県 1,705.2時間 −210.7
40 岩手県 1,686.3時間 −229.6
41 鳥取県 1,669.9時間 −246.0
42 福井県 1,653.7時間 −262.2
43 富山県 1,647.2時間 −268.7
44 新潟県 1,639.6時間 −276.3
45 山形県 1,617.9時間 −298.0
46 青森県 1,589.2時間 −326.7
47 秋田県 1,527.4時間 −388.5

各県の代表観測地点の値です。県庁所在地に気象台がない県では別の地点を使っており、埼玉県は熊谷、滋賀県は彦根。東京都の観測地点は2014年12月に大手町から北の丸公園へ移転しています。「都道府県の平均」ではなく「代表1地点の値」である点に注意してください。

日照時間の1位と47位の差は1日あたり1.9時間

山梨2,225.8時間と秋田1,527.4時間の差は 698.4時間 。365日で割ると、 毎日1.9時間ぶん 日が差している時間が違う計算です。1日あたりに直すと、山梨は6.10時間、秋田は4.18時間になります。

698.4時間を24で割ると29.1になりますが、これは 「晴れの日が29日少ない」という意味ではありません 。日照は1日のうち数時間ずつ積み上がるもので、24時間換算の日数は実際の晴天日数とは別物です。比較するなら1日あたりの時間で見るほうが正確です。

博士
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「1.9時間」と聞くと小さく感じますが、冬に偏って出てくる差なので体感はもっと大きくなります。感覚で「暗い気がする」と言われる地域は、たいてい数字でも短いんです。

日照時間の差は冬になると5.4倍まで開く

年間の合計だけ見ていると、この差は「まあまあ」に見えます。ところが月別に割ると、話が変わります。

1位の甲府と47位の秋田を、月ごとに並べたのが次の表です。

甲府 秋田 甲府÷秋田
1月 209.1時間 39.0時間 5.4倍
2月 195.4時間 64.3時間 3.0倍
3月 206.3時間 121.5時間 1.7倍
4月 206.1時間 168.6時間 1.2倍
5月 203.9時間 184.9時間 1.1倍
6月 149.9時間 179.5時間 0.8倍
7月 168.2時間 150.3時間 1.1倍
8月 197.0時間 186.9時間 1.1倍
9月 150.9時間 160.8時間 0.9倍
10月 159.6時間 143.1時間 1.1倍
11月 178.6時間 83.2時間 2.1倍
12月 200.9時間 45.3時間 4.4倍

秋田の1月は 39.0時間 。31日で割ると 1日1.26時間 しか日が差しません。同じ月の甲府は1日6.7時間です。

面白いのは 6月と9月は秋田のほうが長い こと。梅雨や秋雨の影響は太平洋側のほうが大きく、通年で暗いわけではありません。この2地点で見るかぎり、差が大きいのは 11月から3月 、なかでも12月・1月に集中しています。

日照時間の差を太陽光発電に換算すると年3.7万円

日照時間そのものは家計に響きませんが、日照が長い地域は日射量も多くなる傾向があり、太陽光発電の発電量に効いてきます。ここで効くのは日照「時間」ではなく日射「量」なので、以下は日射量ベースの推計です。

NEDOの日射量データベースをもとにした推計では、1kWあたりの年間発電量は 甲府で約1,340kWh、秋田で約1,100kWh 。同じパネルを載せても2割ほど違います。

発電量は設置する屋根の傾斜角・方位・パネルの変換効率・パワーコンディショナの損失などで変わるため、以下はあくまで 条件をそろえた場合の概算 です。実際の見積もりは設置業者が屋根ごとに計算した値を確認してください。

一般家庭でよくある 5kWのシステム で計算します。

項目 甲府 秋田
1kWあたり年間発電量(推計) 約1,340kWh 約1,100kWh
5kWでの年間発電量 約6,700kWh 約5,500kWh
全量を31円/kWhで評価した場合 約20.8万円 約17.1万円

差は年間約1,200kWh、金額にすると 約3.7万円 。パネルの想定寿命20年なら単純計算で 約74万円 の差ですが、これは発電量の劣化も電気料金の変動も無視した換算で、しかも発電した電気をすべて31円/kWhの価値で使い切る前提です。実際の差はこれより小さくなります。

同じ設備、同じ価格で買っても、置く場所だけでこれだけ回収スピードが変わります。設置を検討するなら、見積もりの発電量シミュレーションが自分の地域の日射量で計算されているかは確認しておきたいところです。

電気代そのものを下げる手段の優先順位は 電気代節約のコスパランキング にまとめています。

博士
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営業資料の発電量が全国的な目安で書かれていることは珍しくありません。自分の地域の日射量で計算されているかどうかは、必ず確認したいところです。

日照時間は洗濯物の乾きと冬の体感にどう効くか

洗濯物が乾くかどうかは日照時間だけで決まりませんが、目安にはなります。

秋田の1月は1日1.26時間しか日が差しません。 朝干して夕方取り込む という前提が、12月・1月あたりは成立しにくくなります。11月は1日約2.8時間、3月は約3.9時間あるので、5か月間ずっと同じ条件というわけではありません。

体感の面では、日照が少ない季節に気分の落ち込みが出る季節性感情障害(冬季うつ)が知られています。米国立精神衛生研究所(NIMH)は、症状がある場合の選択肢のひとつとして、通常の室内照明とは明るさの桁が違う専用機器を使う光療法を挙げています。ただし気象台が観測する日照時間から個人への影響を直接読み取れるわけではないので、気になる症状があれば医療機関に相談してください。

ただし日照時間は「気持ちよさ」の指標ではありません。日照が長い地域は夏の暑さも厳しく、山梨・岐阜・群馬は最高気温の常連です。明るさと過ごしやすさは別物です。

なぜ日本海側は日照時間が短いのか

理由は冬の季節風です。

大陸から吹く冷たい北西風が日本海の上を通ると、水蒸気を大量に含んで雪雲になります。この雲が脊梁山脈にぶつかって、日本海側に雪と雲を落とします。山を越えたあとは乾いた風になるので、太平洋側は冬でも晴れます。

つまり 同じ季節風が、日本海側の日照を奪って太平洋側に晴天を配っている 構図です。上位に内陸の盆地(山梨・群馬・岐阜)が並ぶのも、周囲の山が雲を止めてくれるためです。

沖縄が36位と低いのは別の理由で、亜熱帯特有の雲の多さと、5〜6月の梅雨、夏から秋の台風が効いています。

日照時間の差を暮らしに生かす3つの判断基準

1. 移住・引っ越しは「冬の日照」で見る

年間合計だけ見ると差は小さく見えます。判断材料にするなら 11月〜3月の月別値 を気象庁のサイトで引くほうが実態に合います。年間の合計が近い県どうしでも、冬の月別で見ると開きが大きいことがあります。

2. 太陽光発電は自分の地域の数値で試算する

全国的な目安の1kWあたり約1,200kWhで計算された見積もりは、地域によって上にも下にもぶれます。 設置地点の日射量にもとづく推計 で引き直すだけで、回収年数の見え方が変わります。

3. 日照が短い地域は乾燥設備に投資する

12月・1月に1日1〜2時間しか日が差さない地域では、外干し前提の生活設計に無理が出ます。乾燥機能付き洗濯機や除湿機は、贅沢品というより 冬の数か月ぶんの設備投資 と考えたほうが判断しやすくなります。

日照時間ランキングでよくある質問

Q1. 日照時間が一番長い都道府県はどこですか?

山梨県で年間2,225.8時間です(気象庁平年値1991〜2020年、甲府での観測)。2位は高知県2,159.7時間、3位は群馬県2,153.7時間と続きます。

Q2. 日照時間が一番少ない県はどこですか?

秋田県で年間1,527.4時間です。次いで青森県1,589.2時間、山形県1,617.9時間。下位10県のうち9県が日本海側に集中しています。

Q3. 日照時間の全国平均は何時間ですか?

各県の代表観測地点47地点の単純平均で1,915.9時間です。1日あたりに直すと約5.25時間になります。東京は1,926.7時間で、ほぼ平均どおりです。

Q4. 日照時間と日射量は同じものですか?

違います。日照時間は「直射日光が地面を照らした時間の合計」、日射量は「届いたエネルギーの量」です。太陽光発電の発電量に直結するのは日射量のほうで、日照時間はその目安として使います。

Q5. 沖縄は日照時間が長いのではないですか?

1,727.1時間で36位です。47地点平均を189時間下回ります。亜熱帯性の雲の多さ、梅雨、台風が重なるため、緯度の低さが日照時間には結びついていません。

Q6. 日本海側は一年中日照が短いのですか?

冬に集中しています。甲府と秋田を月別で比べると1月は5.4倍差ですが、6月と9月は秋田のほうが長くなります。この2地点では、差が大きいのは11月から3月、とくに12月・1月です。

まとめ:日照時間ランキングの結論

  • 1位は 山梨県2,225.8時間 、47位は 秋田県1,527.4時間 。差は年間698.4時間、1日あたり約1.9時間
  • 差が開くのは冬。 1月は甲府209.1時間 対 秋田39.0時間で5.4倍 、6月と9月は逆転する
  • 太陽光発電5kWなら、この地域差だけで年間約3.7万円ぶんの発電量差(条件をそろえた概算)

住む場所の日当たりは、感覚ではなく数字で確認できます。年間合計ではなく 冬の月別値 まで見て判断しましょう。

参考文献・データ出典

数字ラボ博士

数字ラボ博士

日常の「なんで?」を見つけると計算せずにはいられない。難しいことも「要するにね」と噛み砕いて、数字で答えを出すよ。

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