双子が生まれる確率は1%!遺伝する?一卵性・二卵性の違いを解説
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双子が生まれる確率は1%!遺伝する?一卵性・二卵性の違いを解説

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数字ラボ編集部
#双子#遺伝#確率#妊娠#出産

「うちの家系には双子が多いけど、私も双子を産む可能性が高いの?」

双子が生まれる確率って遺伝するのか、気になる人は多いはず。

結論から言うと、双子が生まれる確率は約1%。そして一卵性は遺伝しないが、二卵性は母方の家系で約2倍 になる可能性がある。

この記事では、双子が生まれる確率と遺伝の関係を徹底解説するよ。


【結論】双子が生まれる確率と遺伝

結論から言うと、双子には遺伝するものとしないものがあります。まずは全体像をつかみましょう。

双子の確率データ

  • 双子が生まれる確率:約1%(100組に1組)
  • 一卵性双生児:約0.4%(遺伝しない)
  • 二卵性双生児:約0.6%(遺伝する可能性あり)
  • 母方に双子がいると:確率が約2倍

双子の遺伝は 種類によって違う のがポイント。一卵性は偶然の産物で遺伝しないが、二卵性は母親の体質が関係するため遺伝する可能性がある。


双子が生まれる確率【日本の統計】

日本における双子の出生率はどのくらいなのでしょうか。最新の統計データをもとに確認します。

2022年の人口動態調査によると、日本で双子が生まれる確率は以下のとおり。

双子の出生統計(2022年) 令和4年人口動態統計より

項目データ
分娩総件数777,115件
双子の分娩数8,583件
双子の確率約1.1%
博士
博士

約100組に1組が双子。小学校の1学年(約100人)に1組くらいいる計算だね。

近年は双子が増えている

実は、双子の出生率は増加傾向にある。その理由は以下の2つ。

  1. 高齢出産の増加 → 年齢が上がると二卵性の確率が上がる
  2. 不妊治療の普及 → 排卵誘発剤や体外受精で双子が増える

一卵性双生児と二卵性双生児の違い

双子には大きく分けて2つのタイプがあります。それぞれの特徴や発生メカニズムの違いを理解しておきましょう。

双子には「一卵性」と「二卵性」の2種類があり、発生メカニズムがまったく異なる。

一卵性と二卵性の違い 発生メカニズムと特徴

項目一卵性双生児二卵性双生児
発生1つの受精卵が2つに分裂2つの卵子にそれぞれ受精
遺伝子ほぼ100%同じ約50%同じ(普通の兄弟と同じ)
性別必ず同じ同じ・異なる両方あり
血液型必ず同じ同じ・異なる両方あり
見た目非常に似ている似ていることも違うことも
確率約0.4%約0.6%(日本)

一卵性は「クローン」、二卵性は「同時に生まれた兄弟」と考えるとわかりやすい。


一卵性双生児は遺伝しない【偶然の産物】

一卵性双生児の誕生は、遺伝ではなく完全に偶然によるものです。その理由と確率について解説します。

一卵性双生児が生まれる確率は 世界中どこでも約0.4% で一定。人種や地域、家系に関係なく、完全に偶然によって起こる。

一卵性双生児の確率(世界共通) 人種・地域による差はない

地域確率
日本約0.4%
北米約0.4%
ヨーロッパ約0.4%
アフリカ約0.4%
博士
博士

一卵性は、受精卵が偶然2つに分かれる現象。なぜ分かれるのかは、実はまだ完全には解明されていないんだ。

なぜ遺伝しないのか?

一卵性双生児の発生は、受精卵が細胞分裂する過程でたまたま2つに分かれること。これは遺伝子ではなく「偶然」によるものなので、家系に一卵性双生児がいても確率は上がらない。


二卵性双生児は遺伝する可能性がある

一方で、二卵性双生児には遺伝的な要因が関わっています。具体的にどのような仕組みで遺伝するのかを見ていきましょう。

一方、二卵性双生児は 遺伝する可能性がある

母方の家系に二卵性双生児がいると、自分も双子を産む確率が 約2倍 になる。

なぜ二卵性は遺伝するのか?

二卵性双生児が生まれるには、1回の排卵で2つの卵子が排出される 必要がある。この「複数排卵」の体質は遺伝する可能性がある。

二卵性双生児と遺伝の関係 家系による確率の変化

条件二卵性双生児の確率
一般的な確率約0.6%
母方に双子がいる約1.2%(2倍)
姉妹が双子を出産約1.2%(2倍)
父方に双子がいる変化なし
博士
博士

ポイントは「母方」の遺伝。父方に双子がいても、自分が双子を産む確率には影響しないよ。

父方の双子は関係ない理由

複数排卵は女性の体で起こる現象。父親の遺伝子は排卵のしやすさに影響しないため、父方に双子がいても確率は変わらない

ただし、父方の双子遺伝子を持つ男性の娘は、その遺伝子を受け継ぐ可能性がある。つまり「孫世代」では影響が出ることもある。


二卵性双生児の確率は人種で違う

興味深いことに、二卵性双生児の出生率には人種による違いがあります。世界的な傾向と比較してみましょう。

二卵性双生児の確率には 人種差 がある。

人種別・二卵性双生児の確率 世界の地域による差

人種・地域確率
アフリカ系(ナイジェリアなど)約4%(25人に1人)
ヨーロッパ系(北欧)約1.5〜2%
日本・アジア系約0.6〜1%

アフリカ系は日本人の約4倍も二卵性双生児が多い。逆に言うと、日本は世界的に見て双子が少ない国。


不妊治療で双子の確率が上がる理由

近年、不妊治療の普及に伴い双子の出生率が変化しています。治療法によってどの程度リスクが変わるのか解説します。

不妊治療を受けると、双子を妊娠する確率が上がることがある。

排卵誘発剤の影響

排卵誘発剤は、複数の卵胞を育てて排卵を促す薬。これにより複数の卵子が排卵され、二卵性双生児の確率が上がる。

体外受精(IVF)の影響

以前は着床率を上げるため複数の受精卵を移植していたが、現在は単一胚移植が主流になり、双子の確率は下がっている。

不妊治療と双子の確率 治療法による違い

治療法双子リスク
排卵誘発剤やや上昇
人工授精(IUI)やや上昇
体外受精(単一胚移植)一般と同程度
体外受精(複数胚移植)上昇(現在は非推奨)

双子を授かりやすい人の特徴

遺伝以外にも、年齢や体格など、双子を授かりやすいとされる特徴がいくつか知られています。

研究によると、以下の特徴を持つ人は二卵性双生児を授かりやすいとされている。

二卵性双生児を授かりやすい特徴 医学的な傾向

特徴理由
35歳以上FSHホルモン増加で複数排卵しやすい
高身長IGF(成長因子)が多い傾向
BMIが高めホルモンバランスの影響
母方に双子の家系複数排卵の体質が遺伝
出産経験が多い年齢とともに複数排卵が増加
博士
博士

35歳を過ぎると双子の確率が上がるのは意外かもしれないね。体がホルモンを多く出して、複数排卵しやすくなるんだ。


よくある質問

Q. 双子の双子(孫世代)も双子を産みやすい?

A. 二卵性の場合はその可能性がある。複数排卵の体質は遺伝するため、母方の祖母が双子を産んでいれば、孫娘も双子を産む確率が上がる可能性がある。

Q. 男性側に双子がいると影響ある?

A. 直接的な影響はない。ただし、その男性の娘が複数排卵の遺伝子を受け継ぐ可能性があり、孫世代では影響が出ることがある。

Q. 双子は帝王切開になりやすい?

A. 双子の約70%が帝王切開で出産される。胎位(赤ちゃんの向き)やリスク管理のため、医師の判断で帝王切開が選択されることが多い。

Q. 一卵性双生児は「ミラーツイン」になることがある?

A. 受精卵が分裂するタイミングが遅いと、左右対称(ミラーツイン)になることがある。例えば、一方が右利き、もう一方が左利きになるなど。


まとめ:双子が生まれる確率と遺伝

この記事のまとめ 双子の確率と遺伝の要点

項目データ
双子が生まれる確率(日本)約1%(100組に1組)
一卵性双生児の確率約0.4%(遺伝しない)
二卵性双生児の確率約0.6%(遺伝する可能性)
母方に双子がいる場合約2倍の確率
アフリカ系の双子確率約4%(日本の4倍)

双子が生まれる確率は約1%で、100組に1組。

一卵性は遺伝しない(世界共通で約0.4%の偶然)が、二卵性は母方の家系で確率が約2倍 になる可能性がある。

家系に双子が多いからといって必ず双子を産むわけではないが、確率が上がる可能性はあるということを覚えておこう。


参考文献・データ出典

数字ラボ博士

数字ラボ編集部

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