運試しの確率

宝くじの期待値は約45%!買うと損する?得する?

数字ラボ編集部
#宝くじ#期待値#還元率#ギャンブル

「年末ジャンボで10億円当たったら…」

宝くじを買うとき、誰もがこんな夢を見ます。でも、数学的に見ると宝くじは確実に損をするギャンブルです。

この記事では、宝くじの期待値を計算し、損得を明らかにします。

【結論】

宝くじの期待値(還元率)は約45%。つまり、1,000円分買うと平均して450円しか戻ってこない計算です。競馬(75%)やパチンコ(80〜85%)よりも低い、日本で最も割の悪いギャンブルです。

宝くじの期待値とは?計算方法を解説

期待値の計算式

期待値とは、「平均してどれくらい戻ってくるか」を表す数値です。

計算式: 期待値 = Σ(当選金額 × 当選確率)

年末ジャンボ宝くじ(1枚300円)の場合を計算してみましょう。

宝くじの期待値は約45%【計算結果】

等級当選金額本数(2000万枚中)確率期待値への寄与
1等10億円1本1/2000万50円
1等前後賞2.5億円2本1/1000万25円
1等組違い10万円199本約1/10万1円
2等1000万円4本1/500万2円
3等100万円40本1/50万2円
4等5万円4000本1/500010円
5等1万円20000本1/100010円
6等3000円200000本1/10030円
7等300円2000000本1/1030円

合計期待値: 約140円(1枚300円あたり)

還元率: 140円 ÷ 300円 = 約46.7%

なぜ宝くじは損なのか?仕組みを解説

宝くじの収益の使い道を見てみましょう。

  • 当選金の支払い: 約45%
  • 地方自治体への収益金: 約40%
  • 販売経費: 約15%

つまり、あなたが払った300円のうち、約165円は自治体の財源や経費に消えるのです。

宝くじの還元率を他と比較【一覧表】

項目宝くじ競馬パチンコカジノ
還元率約45%約75%約80〜85%約95〜98%
1万円使った場合の期待リターン4,500円7,500円8,000円9,500円
運営者の取り分55%25%15〜20%2〜5%

各ギャンブルの還元率比較

宝くじは日本で最も割の悪いギャンブルです。

宝くじで1等に当たる確率は?

確かに、1等10億円は魅力的です。しかし…

1等に当たる確率

  • 年末ジャンボ1等: 2000万分の1
  • 落雷に当たる確率: 100万分の1
  • 交通事故で死亡する確率: 1万分の1

1等に当たるのは、落雷に20回当たるのと同じくらい珍しい出来事です。

「たくさん買えば当たる」は間違い

100枚買っても(3万円)、1等確率は200万分の1。まだ天文学的に低い数字です。

3万円を毎年30年買い続けた場合:

  • 総投資額: 90万円
  • 期待リターン: 約40万円
  • 損失: 約50万円

宝くじより投資がおすすめな理由

1. 「寄付」と割り切る

宝くじの収益は地方自治体の財源になります。「社会貢献の寄付」と思えば、損した気分も和らぐかもしれません。

2. 投資に回す

毎月3,000円を投資信託(年利5%想定)に回した場合:

  • 10年後: 約46万円
  • 20年後: 約123万円
  • 30年後: 約249万円

宝くじを買うより、確実に資産が増えます

3. 買うなら「楽しみ代」として

どうしても買いたいなら、損しても笑える金額に抑えましょう。抽選日までのワクワク感を「娯楽費」と考えるのも一つの選択です。

宝くじに関するよくある質問

よくある質問

Q1. 宝くじで儲けている人はいないの?

統計的に見ると、宝くじで「儲けている」人はほぼいません。1等当選者でも、それまでの購入額を考えると純利益は減ります。長期的に見ると、ほぼ全員が損をしています。

Q2. ネット購入と窓口購入、どっちが当たりやすい?

当選確率は完全に同じです。くじの製造時点で当たり番号は決まっており、購入方法は関係ありません。

Q3. 連番とバラ、どっちがいい?

期待値は同じです。連番は前後賞を狙えますが、バラは複数の組で当選チャンスが広がります。どちらを選んでも数学的な有利不利はありません。

まとめ:宝くじの期待値と賢い選択

宝くじの期待値は約45%。買えば買うほど、統計的には損をします。

  • 宝くじは日本で最も還元率の低いギャンブル
  • 1等に当たる確率は落雷より低い
  • 同じお金を投資に回せば、確実に増える

「夢を買う」のは自由ですが、夢の代償がいくらかを知った上で判断しましょう。

参考文献・データ出典

数字ラボ編集部

確率と期待値で、日常の「どっちがいい?」に答えを出します。