ベビー用品はレンタルと購入どっちが得?ベビーカー・ベッド・チャイルドシートの分岐月数を計算
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ベビー用品はレンタルと購入どっちが得?ベビーカー・ベッド・チャイルドシートの分岐月数を計算

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数字ラボ編集部
#コスパ#比較#節約#出産#子ども#初期費用

出産準備リストを前に「ベビーカーやベビーベッドは買うべきか、借りるべきか」と迷います。レンタルは6か月で1万〜2.5万円、購入は2.5万〜5万円。数字だけ見るとレンタルが安そうですが、延長料金は毎月かかり、買った物は使い終わったあとに売れます。そして何より、2人目で使い回せるかどうか で答えが変わります。

1人だけなら、ベビーベッドはレンタル、ベビーカーは1歳過ぎまで使うなら購入、チャイルドシートは車に毎日乗るなら購入 です。2人目を予定しているなら、3品目とも購入 が得になります。

ベビー用品のレンタルと購入はどっちが得?4軸の結論

【1人ならベッドはレンタル、2人目を予定しているなら3品目とも購入】

評価軸 結論と理由
確率 結婚から15〜19年たった夫婦では、子どもがいる夫婦の約8割が2人以上です。上の世代の実績なのでそのまま当てはまるとは限りませんが、2人目を希望しているなら、使い回す前提で考える価値はあります。
期待値 ベビーカーを子ども2人が12か月ずつ使うと、レンタル総額は約9万円、購入は5万円で約4万円の差。1人だけで6か月しか使わないなら、レンタルの方が約2万円安くなります。
コスパ 1人で使う場合の分岐は、ベビーカー13か月、チャイルドシート12か月、ベビーベッド15か月。ベッドは使う期間が短いので、1人ならレンタルが得です。
タイパ レンタルは申し込みと返却の梱包、購入は使い終わってからの売却や処分の手配が必要です。手間の種類が違うだけで、時間で大きな差はつきにくいので、判断はお金と置き場所で決めて構いません。

ベビー用品の損益分岐点を計算する方法

使う式はひとつです。

分岐月数 = レンタル総額が「購入費 − 売却額」を超える月数

  • レンタル総額:期間プラン(1・3・6・12か月など)の料金に、プランを超えた月の延長料金を足した額
  • 売却額:使い終わったあとに売れる金額。売れずに処分するなら0円(粗大ごみの手数料がかかる地域もあります)

ベビー用品のレンタルは、長いプランほど1か月あたりが安くなります。ただし多くのショップで最長プランは6〜12か月で、それを超えると延長料金が毎月かかります。短期間ならレンタル、長く使うほど購入に傾くのはこのためです。

2人目も使う場合は、レンタルを2回分払うのに対し、購入は1回で済みます。購入費を子どもの人数で割る と考えると、分岐月数がぐっと短くなります。

博士
博士

ベビー用品は「何か月使うか」が読みにくいのが難点なんだ。赤ちゃんがベッドを嫌がって1か月で添い寝に切り替わることもある。だから分岐月数と一緒に「使わなくなったらどうなるか」も見ておこう。

ベビー用品のレンタル料金と購入費の相場

レンタル料金は、東京・神奈川・埼玉を中心に配送するベビー用品レンタルの愛育ベビーで、2026年9月23日時点で確認した税込価格です。ショップや機種によって料金は変わります。

アイテム(レンタル機種) 1か月 3か月 6か月 12か月 延長(月) 購入の目安
ベビーベッド(標準サイズ・2オープンDuo) 5,500円 8,100円 11,800円 18,000円 2,000円 約25,000円
A型ベビーカー(コンビ スゴカルSwitch plus) 8,800円 14,800円 23,800円 — 3,500円 約45,000〜70,000円
チャイルドシート(新生児〜4歳・回転式・ISOFIX) 7,500円 12,500円 19,800円 — 3,500円 約40,000〜60,000円

ベビーベッドは9か月プラン(15,000円)もあります。ベビーベッドの購入費は、たまひよが調べたAmazon売れ筋5製品の平均25,552円を丸めた値です。ベビーカーはコンビのスゴカルSwitch plusのメーカー希望小売価格(4.4万〜6.9万円)、チャイルドシートはJoieの回転式(Amazonで4万円台前半)を目安にしています。以下の計算では、ベビーベッドは購入25,000円、ベビーカーは購入50,000円、チャイルドシートは購入40,000円 を使います。

売却額は、店頭買取の実績を参考に置きます。リサイクルショップの買取では、コンビのスゴカルSwitchが4,000円、一般的なベビーカーは1,000〜2,000円という例がありました。フリマアプリならもう少し高く売れることもありますが、試算では控えめに ベビーカー4,000円・ベビーベッド3,000円・チャイルドシート0円 とします。ベビーベッドの3,000円は、中古の売買価格が数百円〜数千円という例を参考にした仮定です。チャイルドシートを0円にする理由は後で説明します。

ベビーベッドは1人なら15か月、2人なら7か月ずつで購入が得

ベビーベッドを25,000円で買い、使い終わって3,000円で売ると、実質の負担は22,000円です。レンタルは12か月プランの18,000円が上限で、それ以降は1か月2,000円ずつ増えます。

使う期間 レンタル総額 購入(売却後の実質) 判定
3か月 8,100円 22,000円 レンタル(13,900円の差)
6か月 11,800円 22,000円 レンタル(10,200円の差)
12か月 18,000円 22,000円 レンタル(4,000円の差)
14か月 22,000円 22,000円 同額
18か月 30,000円 22,000円 購入(8,000円の得)

14か月で同額、15か月目から購入が得 です。ただしベビーベッドは、寝返りやつかまり立ちが始まって添い寝や布団に切り替える家庭も多く、1年以上使うとは限りません。1人だけならレンタル が外れにくい選択です。

2人目も使う場合は、1人目が使い終わっても売らずに次の子まで保管します。2人が使い終わったあとは傷みや年数で値がつきにくいので、売却額は0円とし、実質の負担は購入費の25,000円で計算します。

1人あたりの使用期間 レンタル総額(2人分) 購入(1台を2人で) 判定
6か月ずつ 23,600円 25,000円 レンタル(1,400円の差)
7か月ずつ 27,600円 25,000円 購入(2,600円の得)
12か月ずつ 36,000円 25,000円 購入(11,000円の得)

2人目も1人7か月以上使うなら購入 です。6か月ずつなら差は1,400円しかないので、大きなベッドを次の子まで置いておく場所があるかで決めて構いません。

ベビーカーは13か月使うなら購入、2人目があれば7か月ずつで逆転

A型ベビーカーを50,000円で買い、1人使ったあと4,000円で売ると、実質の負担は46,000円です。レンタルは6か月プランの23,800円に、7か月目から1か月3,500円の延長料金がかかります。

使う期間 レンタル総額 購入(売却後の実質) 判定
6か月 23,800円 46,000円 レンタル(22,200円の差)
9か月 34,300円 46,000円 レンタル(11,700円の差)
12か月 44,800円 46,000円 レンタル(1,200円の差)
13か月 48,300円 46,000円 購入(2,300円の得)
18か月 65,800円 46,000円 購入(19,800円の得)

1人だけなら13か月目から購入が得 です。A型ベビーカーは生後1か月から使え、腰がすわる7か月ごろから軽いB型に乗り換える家庭もあれば、2〜3歳までA型を使い続ける家庭もあります。

  • 7か月でB型に乗り換える予定なら:5万円クラスのA型は6か月だけ借りて、B型を買う(2万円台のA型なら買ってもよい。後述)
  • 1歳を過ぎてもA型を使う予定なら:最初から購入

フリマアプリで状態よく15,000円で売れたとすると、実質の負担は35,000円になり、10か月目から購入が得 になります。売却額が大きいほど、分岐は手前に来ます。

2人目も使う場合は、ベビーベッドと同じく売却額を0円とし、子ども1人あたり 7か月 で購入が逆転します。6か月ずつならレンタル2回で47,600円と購入50,000円がほぼ同額、12か月ずつならレンタル89,600円に対して購入50,000円で、約4万円の得 です。

A型ベビーカーには2万円台の機種もあります。24,000円で買って4,000円で売れば実質20,000円なので、6か月レンタル(23,800円)より安くなります。安いA型を選ぶなら、半年しか使わなくても購入が得 です。

年の差が近いと2人乗りが必要になる

上の子が2歳前後で下の子が生まれると、上の子もまだベビーカーに乗りたがる時期です。1台のベビーカーを使い回すつもりが、2人乗りか2台目が必要になることがあります。使い回しの計算が成り立つのは、上の子がベビーカーを卒業してから下の子が生まれる場合です。

チャイルドシートは12か月で購入が得、中古は売らない前提で計算

チャイルドシートは、6歳未満の子どもを車に乗せるときに使用が義務づけられています。新生児から4歳ごろまで使える回転式を40,000円で買う場合、レンタルは6か月プランの19,800円に、7か月目から1か月3,500円の延長料金がかかります。

使う期間 レンタル総額 購入 判定
6か月 19,800円 40,000円 レンタル(20,200円の差)
11か月 37,300円 40,000円 レンタル(2,700円の差)
12か月 40,800円 40,000円 購入(800円の得)
24か月 82,800円 40,000円 購入(42,800円の得)
48か月(4歳まで) 166,800円 40,000円 購入(126,800円の得)

12か月目から購入が得 です。チャイルドシートは4歳ごろまで使い続けるので、車に日常的に乗る家庭ならレンタルを続ける理由はほとんどありません。同クラスで6万円の機種を選んでも、分岐は18か月です。

売却額を0円にしたのは、中古のチャイルドシートは事故歴が外から分からず、メーカーも「履歴が明らかではない場合は、安全のため使用を控えたほうが良い」と答えているからです。外から見てきれいでも、中の衝撃吸収材が割れていることがあります。売りに出しても値がつきにくく、買う側にもリスクがあります。一方、自分の家で使って事故に遭っていないシートなら、2人目に使い回すのは合理的 です。事故や強い衝撃を受けたシートは、見た目に傷がなくても使えない場合があるので、取扱説明書に従ってください。製造から年数が経つとプラスチック部分も劣化するので、使用期限の目安もあわせて確認してください。

2人目も使う場合、1人あたり6か月ならレンタル2回で39,600円と購入40,000円がほぼ同額、7か月ずつならレンタル46,600円になり、1人あたり7か月で購入が逆転 します。

年の差が4歳未満なら2台目が必要

チャイルドシートは6歳未満の子ども全員に使用が義務づけられています。新生児〜4歳用のシートを使い回せるのは、上の子がシートを卒業してから下の子が生まれる場合だけです。年の差が4歳未満なら、上の子がまだ使っている間に下の子用がもう1台必要になります。

車に乗るのが帰省のときだけならレンタル

普段は車に乗らず、帰省やレンタカー旅行のときだけ使う家庭もあります。15日間のレンタルは6,500円前後です。年1回の帰省なら4年で26,000円で、購入40,000円より安く済みます。年2回なら4年で52,000円になり、購入の方が安くなります。年1回ならレンタル、年2回以上なら購入 が目安です。

2人目を予定しているかでベビー用品の答えが変わる

3品目の分岐月数をまとめると、2人目の有無で結論がはっきり分かれます。

アイテム 1人だけの分岐 2人目も使う場合の分岐(1人あたり) 判定の目安
ベビーベッド 15か月 7か月 1人ならレンタル、2人なら購入
A型ベビーカー 13か月 7か月 1歳過ぎまでA型なら購入、2人なら購入
チャイルドシート 12か月 7か月(年の差4歳以上のとき) 車に日常的に乗るなら購入

2人目が「いつかは欲しいけど未定」の場合はどうするか。国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査(2021年)では、結婚から15〜19年たった夫婦のうち、子ども1人が19.7%、2人が50.8%、無子が7.7%でした。3人以上を合わせると、子どもがいる夫婦の約8割は2人以上 です。ただし上の世代の実績で、初産年齢が上がっている今の夫婦にそのまま当てはまるとは限りません。

それでも、未定のまま買っても、2人目が生まれなければ売ればよく、損は「購入費 − 売却額 − 1人分のレンタル総額」にとどまります。ベビーカーを12か月使った場合なら、1人で終わったときの損は1,200円、2人目が生まれたときの得は約4万円です。損と得の大きさがこれだけ違うので、2人目を希望しているなら購入寄り に考えるのが有利です。

博士
博士

購入の本当のコストは「置き場所」なんだ。ベビーベッドやベビーカーを次の子まで2〜3年しまっておけるか。押し入れが埋まるなら、その分はレンタルの価値として上乗せして考えよう。

ベビー用品の損益分岐点を自分の条件で計算する

借りる予定のショップの料金と、買いたい機種の価格を入れると、元が取れる月数と差額が出ます。ショップの最長プラン(ベビーベッドなら12か月、ベビーカーやチャイルドシートなら6か月)を基準プランとして入れ、それを超えた月は延長料金がかかる前提で計算します。

ベビー用品のレンタルvs購入 分岐点シミュレーター

購入費・売却見込み額・基準プランの月数と料金・延長料金・使う月数・使う子どもの人数から、購入が得になる月数と差額を計算します。「2人」を選ぶと、使い回したあとは売れない前提で売却見込み額を0円として計算します。

購入が得になる使用月数(1人あたり)
13か月
購入した方が安くなる金額(マイナスはレンタルが得)
-1,200円

1つ目の結果が基準プランの月数と同じになったときは、基準プランの期間内にもう購入の方が安くなっています。それより短く使う場合は、ショップの料金表で短いプランと直接比べてください。

ベビー用品別の損益分岐点|ベビーベッド・ベビーカー・チャイルドシート

アイテム 購入費(例) 売却額(例) 1人の分岐 2人の分岐(1人あたり)
ベビーベッド 25,000円 3,000円 15か月 7か月
A型ベビーカー 50,000円 4,000円 13か月 7か月
チャイルドシート 40,000円 0円 12か月 7か月(年の差4歳以上)

同じ「借りるか買うか」の計算は、スキーのレンタルと購入の分岐点やスノボのレンタルと購入の分岐点でもしています。ベビー用品では「日数」が「月数」に、「5年以内に滑り切れるか」が「2人目で使うか」に変わるだけで、式の形は同じです。車を持つかどうかで迷っているなら、都市部で車を持つコスパもあわせて読んでみてください。

まとめ:ベビー用品は2人目の予定で買うか借りるかを決める

ベビー用品の損得は、レンタル総額が「購入費 − 売却額」を超える月数で決まります。1人だけなら分岐はベビーベッド15か月、ベビーカー13か月、チャイルドシート12か月です。使う期間の短いベビーベッドはレンタルが得、4歳ごろまで使うチャイルドシートは購入が得、ベビーカーはA型を1歳過ぎまで使うかどうかで分かれます。

2人目も使うなら、分岐は3品目とも1人あたり7か月に縮み、3品目とも購入が得になります。2人目が未定でも、生まれなければ売ればよいので、2人目を希望している家庭は購入寄りに考えてください。レンタル料金はショップや機種ごとに違うので、借りる予定のショップの料金で計算し直してみてください。

スキー・スノボ・ベビー用品・ルーター・振袖・喪服・浴衣の分岐点は、レンタルと購入の分岐点の計算式と品目別一覧で1つの表にまとめています。

ベビー用品のレンタルと購入に関するよくある質問

Q1. ベビーカーはレンタルと購入どっちが得ですか?

A型ベビーカーを購入5万円、1人使ったあと4,000円で売る前提なら、6か月レンタル2.38万円+延長月3,500円と比べて13か月目から購入が得です。7か月でB型に乗り換えるならA型はレンタル、2人目も使うなら購入が得です。

Q2. ベビーベッドはレンタルと購入どっちが得ですか?

1人だけなら、購入2.5万円(売却3,000円)に対してレンタルは12か月で1.8万円なので、14か月までレンタルが安く、15か月目から購入が得です。ベッドを1年以上使わない家庭も多いため、1人ならレンタルが無難です。2人目も1人7か月以上使うなら購入が得です。

Q3. チャイルドシートはレンタルと購入どっちが得ですか?

新生児〜4歳の回転式を4万円で買う場合、レンタルは12か月で購入額を超えます。4歳ごろまで使い続けるので、車に日常的に乗るなら購入が得です。帰省のときだけなら、年1回はレンタル、年2回以上なら購入が目安です。

Q4. 2人目が未定でもベビー用品は買った方がいいですか?

2人目を希望しているなら購入寄りに考えるのが有利です。2人目が生まれなければ売ればよく、ベビーカーを12か月使った場合の損は約1,200円です。2人目が生まれれば約4万円の得になります。

Q5. 中古のチャイルドシートを買うのはありですか?

おすすめしません。事故歴は外から分からず、メーカーも履歴が分からない中古品は使用を控えるよう呼びかけています。自分の家で使って事故に遭っていないシートを2人目に回すのは合理的ですが、年の差が4歳未満なら2台目が必要です。使用期限の目安も確認してください。

参考文献・データ出典

数字ラボ博士

数字ラボ編集部

日常の「なんで?」を見つけると計算せずにはいられない。難しいことも「要するにね」と噛み砕いて、数字で答えを出すよ。

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