浴衣はレンタルと購入どっちが得?年1回でも自分で着れば2回目で元が取れる
ライフスタイル

浴衣はレンタルと購入どっちが得?年1回でも自分で着れば2回目で元が取れる

当サイトのリンクには広告がふくまれています。

数字ラボ編集部
#コスパ#タイパ#比較#節約#初期費用

浴衣は「たまに着るならレンタル」とよく言われますが、 年1回しか着なくても、自分で着るなら2回目で購入の方が安くなります。 8,500円で浴衣セットと着付け小物をそろえれば、着付け・ヘアセット込みのレンタル(1回5,000円)2回分に届かないからです。逆に、買った浴衣を毎回美容院で着付けてもらうなら、15回着るまで元は取れません。

浴衣はレンタルと購入どっちが得?自分で着るなら2回目で元が取れる

【自分で着るなら2回目から購入、美容院で着付けるならレンタル】

評価軸 結論と理由
確率 浴衣を買ったことがある15〜35歳の女性でも、前の年に浴衣を着て出かけたのは34.2%(約3人に1人)です。買っても毎年着るとは限りません。
期待値 浴衣セット7,000円と着付け小物1,500円で8,500円。着付け・ヘアセット込みのレンタル(1回5,000円)より安くなるのは2回目からです。売っても1,000円ほどで、分岐点は変わりません。
コスパ ヘアセットだけ美容院に頼むと3回目、着付けとヘアセットを両方頼むと15回着るまで元が取れません。自分で着られるかどうかで答えが逆になります。
タイパ レンタル店では受付から着付けまで45分〜1時間かかり、返却にもう一度店へ行きます。自分で着るなら、家で30分〜1時間ほどです。
浴衣を着る回数 レンタル 購入(実質7,500円・自分で着る) 判定
1回 5,000円 7,500円 レンタル(2,500円の差)
2回 10,000円 7,500円 購入(2,500円の差)
3回 15,000円 7,500円 購入(7,500円の差)
5回 25,000円 7,500円 購入(17,500円の差)

購入の金額は、着終わった後に買取店へ1,000円で売った場合の実質負担です。自分で着付けてヘアアレンジもし、浴衣は家で洗う前提なので、2回目以降の費用はかかりません。内訳は後で説明します。

自分で着るならそろえるもの

着付け小物

TOuWA 和装小物4点セット

帯板・着付けベルト・腰紐がそろい、1,500円ほどで自分で着付ける準備ができます。

選ぶ前に:肌着は入っていないので、手持ちのキャミソールとペチコートで代用します。

Amazonで見る

浴衣の「たまに着るならレンタル」は着付け代を比べていない

上位の記事の多くは浴衣レンタル店のもので、「たまに着る人や初心者はレンタル、何度も着て準備も自分でできる人は購入」と結論づけています。たとえば梨花和服は、プチプラの浴衣セットを4,000〜10,000円、着付け込みのレンタルを3,000〜7,000円としたうえで、1万円の予算ならレンタルはヘアセット付きも選べるが、購入は小物を別に買う必要がある、と比べています。

ただ、この比べ方では、 浴衣を買った後に誰が着付けるか が決まっていません。レンタルの料金には着付けとヘアセットが入っていますが、購入した浴衣は自分で着るか、美容院に頼むかで、2回目以降の費用が0円にも4,500円以上にもなります。分岐点を決めるのは「何回着るか」より先に「自分で着るか」です。

浴衣のレンタルと購入の分岐点を自分の条件で計算する

見積もりの金額と、浴衣を着る回数の見込みを入れると、購入とレンタルの差が出ます。初期値は本文の試算と同じで、年1回、3年着る場合です。美容院でヘアセットだけ頼むなら「購入後に毎回かかる費用」に2,000円、着付けも頼むなら4,500〜8,000円を入れてください。

浴衣のレンタルvs購入 分岐点シミュレーター

浴衣セットと着付け小物の購入価格・売却額と、着付け・ヘアセット込みのレンタル料、購入後に毎回かかる費用(美容院の着付けやヘアセット)から、何回着れば購入が得になるかを計算します。夜の花火大会で翌日返却にする場合は、レンタル料に追加料金を足してください。

浴衣を着る回数
3回
購入した方が安くなる金額(マイナスはレンタルが得)
7,500円
購入が得になる着用回数
2回

1つ目の回数が3つ目の回数に届けば購入、届かなければレンタルの方が安く済みます。毎回かかる費用がレンタル料以上になると、3つ目の回数は極端に大きな値になります。その場合は、何回着ても購入では元が取れないという意味です。

浴衣レンタルの相場と浴衣セットの購入費用:一式でいくらかかるか

浴衣レンタルの料金は、着付けとヘアセットまで入ったプランで比べます。花乃和服(浅草)の浴衣ヘアセットプランは、浴衣・肌着・半幅帯・下駄・巾着・髪飾りと着付け・ヘアセットが込みで、国内在住者なら5,000円(税込)です。梨花和服のヘアセット付きプランも5,000円からなので、この記事ではレンタル1回を5,000円とします。和楽(浅草)のように3,850円(税込)でヘアセットまで付く店もあります。

費用 レンタル(1回) 購入(一式)
浴衣・帯・下駄 5,000円(着付け・ヘアセット・小物込み) 7,000円
着付け小物(腰紐・伊達締め・帯板など) ― 1,500円
合計 5,000円 8,500円
着た後の手入れ 0円(返却) 0円(家で洗う)
着終わった後の売却額 ― −1,000円

浴衣セットは、梨花和服が示すプチプラセット(浴衣・帯・下駄・腰紐)の価格帯4,000〜10,000円の中間で7,000円としました。着付け小物は、Amazonで売られている浴衣用の4点セット(帯板・着付けベルト・腰紐2本・伊達締め)が1,380円なので、切り上げて1,500円です。肌着は手持ちのキャミソールとペチコートで代用する前提です。

購入した浴衣は、レンタル1回ごとに5,000円ずつ得をします。売却額を引いた7,500円を取り戻すには、7,500円÷5,000円=1.5なので、 2回目で購入の方が安くなります。

家で洗える浴衣なら、クリーニング代は0円で計算できる

綿・麻・ポリエステルの浴衣は、洗濯表示で家庭洗いができれば家で水洗いできます。絞りの浴衣や、ラメ・金箔の飾りがある浴衣は家では洗えません。クリーニングに出すと、宅配型で平均2,352円、チェーン店で1,650〜3,740円かかります。毎回クリーニングに出すと1回あたり約2,400円が上乗せされ、分岐点は3回目にずれます。 プチプラの浴衣は、家で洗える綿かポリエステルを選ぶ のが、分岐点を低く保つ条件です。

浴衣の買取相場は約1,000円まで:売れなくても自分で着るなら2回目

浴衣の買取相場は、既製品やノーブランドなら約1,000円まで、ブランドの浴衣でも約10,000円までです。売却額を0円にしても、8,500円÷5,000円=1.7で、分岐点は同じ2回目です。

メルカリの浴衣・帯セットの平均取引価格は、目立った傷や汚れがないもので約5,200円です。ただしブランド品も含む平均なので、7,000円のプチプラセットがこの値段で売れるとは限りません。売却は、2回着てから考えるおまけと見ておく方が確実です。

博士

買取の相場表を見ると、プチプラの浴衣は売っても1,000円ほどにしかならない服なんだ。だから損得を決めるのは売値じゃなくて、着付け代を毎回払うかどうか。売却額の欄に数字を入れても、分岐点はほとんど動かないよ。

美容院で着付け+ヘアセットするなら、浴衣の購入は15回着ないと元が取れない

買った浴衣を美容院に持ち込んで着付けてもらう場合は、話が逆になります。梨花和服がまとめた相場では、美容院の浴衣の着付けは3,000〜5,500円、着付けとヘアセットで4,500〜8,000円です。

購入後の着付け 毎回の費用 レンタルとの差(1回あたり) 購入が得になる回数
着付けもヘアも自分 0円 5,000円 2回目
ヘアセットだけ美容院 2,000円 3,000円 3回目
着付け+ヘアセットを美容院(下限) 4,500円 500円 15回目(同額)
着付け+ヘアセットを美容院(中間) 6,250円 −1,250円 何回着ても元が取れない

ヘアセットだけの料金は実際の料金表ではなく、着付けのみと着付け+ヘアセットの相場の差(1,500〜2,500円)から2,000円と仮定しました。毎回2,000円かかっても、レンタルとの差は1回3,000円あるので、7,500円÷3,000円=2.5で3回目に元が取れます。

着付けとヘアセットを両方頼むと、相場の下限の4,500円でもレンタルとの差は1回500円しかなく、7,500円÷500円=15で、15回着てようやくレンタルと同額になります。相場の中間の6,250円なら、レンタルより毎回1,250円高くなり、何回着ても元は取れません。 自分で着付ける予定がないなら、浴衣は買わずにレンタルした方が安く済みます。

花火大会で浴衣レンタルを翌日返却にすると7,000円:購入との差は1回目で500円

浅草の花乃和服も和楽も、最終返却は当日17時30分です。夜の花火大会を最後まで見てから返すには翌日返却にする必要があります。花乃和服の翌日返却は2,000円からなので、ヘアセットプランと合わせて7,000円です。

レンタルが1回7,000円なら、購入の実質負担7,500円との差は1回目で500円しかありません。2回目には6,500円、購入の方が安くなります。翌日返却にすると、翌日にもう一度店まで浴衣を返しに行く時間もかかります。 花火大会で浴衣を着るなら、1回目からほぼ互角 と考えてよい金額です。

レンタルが得になるのは「観光地で昼に着る1回」

浅草の着物レンタル店は、昼間に店の近くを歩いて夕方に返す使い方が基本です。旅行先で1回だけ着るなら、浴衣や下駄を持ち歩かずに済み、料金も和楽の3,850円や花乃和服の5,000円に収まります。近所の花火大会や夏祭りで夜まで着る使い方とは、前提が違います。

浴衣を自分で着るのにかかる時間:初心者は1時間、レンタル店は来店と返却も

自分で着るかどうかで損得が決まるので、着付けにかかる時間も見ておきます。浴衣の着付けは、プロに頼むと10〜20分、自分で着ると30〜60分以上かかります。ヘアメイクには40〜60分ほどかかります。

レンタル店は、着付け自体は15分ほどですが、受付や浴衣・小物選びを含めると平均45分〜1時間かかります(和楽)。店までの往復と、返却のための2回目の来店も加わります。自分で着るなら、慣れないうちは1時間を見ておき、本番の前に一度通しで着てみると安心です。

帯結びは、リボンの形になる文庫結びが初心者向けです。帯を結ぶ自信がなければ、結んだ形ができあがっている「作り帯」を選ぶと、帯を巻いて差し込むだけで済みます。着付け小物は、腰紐・伊達締め・帯板がそろった4点セットで1,500円ほどです。

博士

浴衣を何度も着ない理由の1位は「着付けが大変」で55.2%。つまり、着付けの壁を越えられるかどうかが、損得の分かれ目とそのまま重なっているんだ。上下が分かれた二部式の浴衣と作り帯なら、1万円を超えても3回目で元が取れる計算になる。

浴衣を買ったことがある人でも前の年に着たのは34.2%:2回目が来るかを先に考える

2回目で元が取れるといっても、2回目が来なければ購入は損です。ネオマーケティングが2015年に、浴衣を買ったことがある全国の15〜35歳の女性500人に聞いた調査では、前の年に浴衣を着て出かけたのは34.2%でした。65.8%は1回も着ていません。着た人の内訳は、1回が16.8%、2〜3回が10.6%です(下の表は主な区分の抜粋です)。

前の年に浴衣を着た回数 割合
1回 16.8%
2〜3回 10.6%
着なかった 65.8%

浴衣を持っていても、毎年着る人は多くありません。何度も着ない理由は「着付けが大変」が55.2%、「着て出かける機会がない」が48.8%でした。10年前の調査で、今の若い世代にそのまま当てはまるとは限りませんが、 ある年に1回も着て出かけない人が3人に2人 いる計算です。

そこで、購入するかどうかは、今年の夏に浴衣を着る予定が2回あるか、毎年行く夏祭りや花火大会があるかで決めるのが確実です。予定が1回しかなく、来年のことは分からないなら、その年はレンタルにしておき、2回目の予定ができた年に買っても遅くありません。

同じ「借りるか買うか」の計算は、振袖のレンタルと購入の分岐点、喪服のレンタルと購入の分岐点、スキーのレンタルと購入の分岐点、ベビー用品のレンタルと購入の分岐点でもしています。

浴衣のレンタルと購入に関するよくある質問

Q1 浴衣レンタルの相場はいくらですか?
着付け込みのレンタルは3,000〜7,000円が相場です。浅草では、ヘアセットまで込みで和楽が3,850円、花乃和服が5,000円(国内在住者、いずれも税込)です。夜まで着て翌日に返すと、1,100〜2,000円ほどの追加料金がかかります。
Q2 浴衣セットはいくらで買えますか?
浴衣・帯・下駄のプチプラセットは4,000〜10,000円、素材やデザインにこだわったセットは10,000〜30,000円、ブランド浴衣や反物からの仕立ては30,000円からが目安です。自分で着るには、別に腰紐・伊達締め・帯板などの着付け小物(1,500円ほど)が必要です。
Q3 浴衣の着付けセットには何が入っていればいいですか?
腰紐2本、伊達締め、帯板があれば浴衣は着られます。4点セットで1,500円ほどです。浴衣の下には肌着を着ますが、キャミソールやペチコートでも代用できます。
Q4 男性の浴衣レンタルはいくらですか?
浅草の和楽では、メンズの浴衣フルセットプランが3,850円(税込)で、浴衣一式と小物一式、手荷物の預かりが含まれます。女性と同じ料金なので、男性も自分で着るなら購入の損得は同じ計算になります。

まとめ:浴衣は自分で着るなら2回目から購入、美容院で着付けるならレンタル

浴衣セットと着付け小物を8,500円でそろえると、自分で着る限り、着付け・ヘアセット込みのレンタル(1回5,000円)より2回目で安くなります。夜の花火大会で翌日返却にするなら、1回目からほぼ互角です。売却額は1,000円ほどなので、損得にはほとんど影響しません。

ただし、買った浴衣を美容院で着付けてもらうなら、下限の料金でも15回着るまで元は取れません。 購入するのは「自分で着る」と決めて、2回目の予定がある年 です。旅行先で1回だけ着るなら、身軽なレンタルを選んでください。

スキー・スノボ・ベビー用品・ルーター・振袖・喪服・浴衣の分岐点は、レンタルと購入の分岐点の計算式と品目別一覧で1つの表にまとめています。

参考文献・データ出典

数字ラボ博士

数字ラボ編集部

日常の「なんで?」を見つけると計算せずにはいられない。難しいことも「要するにね」と噛み砕いて、数字で答えを出すよ。

𝕏 をチェック
スポンサーリンク